Apple、Vision Proの刷新を棚上げしAIグラス開発に注力か

Apple、Vision Pro戦略を転換

Appleが、Vision Pro VRグラスの刷新計画を一時停止し、AIスマートグラスの開発に注力する方針に転換したと、Bloombergのマーク・ガーマン氏が報じています。同社はこれまで、より安価で軽量なVision Proの開発を進めていましたが、このプロジェクトの人員をスマートグラス開発へと異動させたとのことです。

開発中の2種類のAIスマートグラス

Appleは現在、少なくとも2種類のスマートグラスを開発していると報じられています。

  • N50モデル: iPhoneと連携し、独自のディスプレイは搭載しないタイプ。来年にも発表され、2027年に発売される予定です。
  • ディスプレイ搭載モデル: ディスプレイを内蔵し、MetaのRay-Ban Displayに対抗する製品。当初は2028年のリリースを計画していましたが、開発を加速させている模様です。

Metaとの競争激化

今回の戦略転換にもかかわらず、Appleはスマートグラス市場においてMetaに遅れをとっています。Metaはすでに2021年に最初のスマートグラスを発売しており、この分野での先行者としての地位を確立しています。AppleのAIスマートグラスへの注力は、急速に進化するAI技術とウェアラブル市場における競争激化を明確に示しています。


元記事: https://techcrunch.com/2025/10/02/apple-shelves-vision-pro-overhaul-to-focus-on-ai-glasses/