Microsoft、Exchange Onlineの一括メール送信制限を撤回 – 顧客からの強い反発受け

Microsoft、Exchange Onlineの一括メール送信制限を撤回

Microsoftは、Exchange Onlineの一括メール送信者に対する1日あたりの外部受信者数2,000件という制限導入計画を撤回したことを発表しました。

この変更は元々、スパム対策の一環として2024年4月に発表され、2025年1月から新たな外部受信者レート(ERR)制限が導入され、既存テナントのクラウドホスト型メールボックスへの適用は2025年7月から12月の間に開始される予定でした。

撤回の背景と顧客からのフィードバック

この制限は、Microsoft 365顧客によるExchange Onlineリソースの不正利用を防ぎ、不公平な使用を制限することを目的としていました。しかし、顧客からの強い反発を受け、Microsoftは2025年1月6日にこの制限を無期限に中止すると発表しました。

Exchange Teamは、「顧客からは、この制限が特に現在利用可能な一括送信サービスの限られた機能と相まって、重大な運用上の課題を生み出すという声が寄せられました。皆様のフィードバックは重要であり、サービスを保護しつつ、運用上のニーズを尊重するソリューションに取り組んでいます」と述べています。

Microsoftは今後、業務フローを阻害しないよりスマートで適応性のあるアプローチでこれらの問題に対処する計画です。

既存の制限とGoogleの動き

なお、Exchange Onlineは単一のアカウントからの大量メール送信には対応していませんが、既存の受信者レート制限は引き続き適用されます。

  • 受信者レート制限: 10,000受信者
  • テナント外部受信者レート制限: 1日あたり5,000外部受信者

これらの制限は変更されません

一方、Googleもスパムおよびフィッシング攻撃に対する防御を強化しています。2024年4月以降、認証済みメッセージを送信せず、厳格なスパム基準を満たさない一括送信者からのメールは自動的にブロックされています。

2023年10月に発表されたGoogleの新しいガイドラインによると、Gmailアカウントへ1日あたり5,000件以上のメッセージを送信する必要がある送信者は、ドメインに対してSPF/DKIMおよびDMARCのメール認証を設定する必要があります。

また、一括メール送信者は、未承諾のメッセージを送信しないこと、ワンクリック解除オプションを提供すること、および解除リクエストに2日以内に対応することが求められています。


元記事: https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-cancels-plans-to-rate-limit-exchange-online-bulk-emails/