Anthropic、コード不要でAI活用を促進する新ツール「Cowork」発表
Anthropicは、AIエージェント「Claude」の機能をより多くのユーザーに開放するため、新ツール「Cowork」を発表しました。これは「Claude Code」をより利用しやすくしたバージョンであり、非技術者でもClaudeの高度な能力を簡単に活用できるよう設計されています。
「Cowork」とは何か?
「Cowork」は、Claude Desktopアプリに組み込まれたツールです。ユーザーは特定のフォルダを指定し、チャットインターフェースを通じてClaudeにそのフォルダ内のファイルを読み書きするよう指示できます。これは、サンドボックス化されたClaude Codeと同様の機能を提供しますが、より技術的な専門知識を必要とせず設定が容易です。現在、Coworkは研究プレビュー段階であり、Maxプランのサブスクライバーが利用可能で、他のプランのユーザー向けにはウェイティングリストが提供されています。
開発の背景と利点
Coworkの開発は、既存のClaude Codeユーザーがコーディング以外の様々なタスクにAIエージェントを活用しているという事実から着想を得ました。CoworkはClaude Agent SDKを基盤としており、Claude Codeと同じ基盤モデルを利用しています。フォルダのパーティションによりファイルアクセス管理が容易になり、コマンドラインツールや仮想環境が不要なため、非技術的なユーザーにとっても敷居が低くなっています。
多岐にわたる潜在的用途
この新ツールは、幅広い用途での活用が期待されています。Anthropicは、領収書の写真から経費報告書を作成する例を挙げていますが、過去にはClaude Codeユーザーがメディアファイルの管理、ソーシャルメディア投稿のスキャン、会話の分析といった非コーディングタスクに利用していました。Coworkは、これらの多様なタスクをより多くのユーザーが効率的にこなせるようにします。
注意すべきリスク
Coworkはユーザー入力なしに一連の行動を実行できるため、潜在的なリスクも伴います。Anthropicは、あいまいな指示によってプロンプトインジェクションやファイルの削除といった危険が生じる可能性について警告しており、ユーザーには明確で曖昧さのない指示を与えるよう推奨しています。「これらのリスクはCoworkに固有のものではありませんが、シンプルな会話を超えたより高度なツールを初めて使用するユーザーにとっては、認識しておくべき重要な点です」と同社は述べています。
Claude Codeの成功
Coworkの登場は、2024年11月にコマンドラインツールとしてリリースされたClaude Codeの成功を背景にしています。Claude CodeはAnthropicの最も成功した製品の一つとなり、その結果、10月にはWebインターフェース、その2ヶ月後にはSlack統合といった新たなインターフェースが次々と展開されてきました。
元記事: https://techcrunch.com/2026/01/12/anthropics-new-cowork-tool-offers-claude-code-without-the-code/
