ハッカーがApex Legendsプレイヤーの入力を遠隔操作:新たな脆弱性が浮上

概要:ゲーム業界を揺るがす新たな脅威

Respawn Entertainmentの人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」において、重大なセキュリティ脆弱性が確認されました。この脆弱性により、脅威アクターはコード実行能力を必要とせずに、プレイヤーのインゲーム入力を遠隔で操作できることが判明しています。開発元のRespawn Entertainmentは、プレイヤーベースに影響を与えるアクティブなセキュリティインシデントであることを認めており、この発見は、ゲームに特化したセキュリティ脅威における重大な転換点を示しています。

脆弱性の詳細:アプリケーション層での攻撃

Apex Legends開発チームの公式声明によると、この脆弱性は攻撃者がシステムレベルのアクセスや任意のコードを影響を受けるシステムで実行することなく、プレイヤーの入力制御を遠隔で乗っ取ることができるものです。この点がセキュリティ上極めて重要です。

攻撃はアプリケーション層で動作し、ゲーム内の入力処理メカニズムを標的としています。これにより、脅威はゲーム環境に限定されますが、それでもプレイヤーのアカウントセキュリティや競技の公平性に大きなリスクをもたらします。

攻撃ベクトルと影響範囲

入力ハイジャック機能は、ゲームのクライアント・サーバー間通信プロトコル、またはアクティブなゲームプレイ中にプレイヤーコマンドを処理する入力検証メカニズム内に脆弱性が存在することを示唆しています。

この脆弱性を悪用する攻撃者は、プレイヤーキャラクターを強制的に移動させたり、アクションをトリガーしたり、正規のプレイヤーがアバターを効果的に操作するのを妨げたりする可能性があります。コード実行が不要であるという事実は、攻撃者がアプリケーション層プロトコルを利用してゲームの状態を直接操作している可能性を示唆しています。

影響を受けるプレイヤーの範囲は未だ不明ですが、Respawnの公開情報によると、この脆弱性は現在活発に悪用されているとのことです。

対策と今後の展望

Respawn Entertainmentはインシデントを認識し、脆弱性の解決に向けた開発作業が進行中であると述べています。開発チームは原因を調査するとともに、入力ハイジャック機能を修正するためのパッチに取り組んでいます。しかし、修正の具体的なタイムラインは提供されていません。

暫定措置として、プレイヤーは以下の対策を講じるよう推奨されています。

  • アカウントに二要素認証を有効にする。
  • 侵害が疑われる場合はパスワードを変更する。
  • 異常なゲームプレイの挙動を直ちにサポートチームに報告する。

また、同社は、入力ハイジャックがマッチの結果やプレイヤーのランキングに直接影響を与える可能性があるため、脆弱性が完全に修正されるまでランクマッチを避けることを推奨しています。

このインシデントは、オンラインゲームにおける脅威ランドスケープが進化していることを明確に示しており、脆弱性が従来のコード実行攻撃を超えて広がっていることを浮き彫りにしています。Respawn Entertainmentの透明性のある情報開示は責任ある行動を示していますが、パッチが展開されるまではプレイヤーは依然として脆弱な状態にあります。調査と修復作業が進むにつれて、さらなる更新が期待されます。


元記事: https://gbhackers.com/apex-legends-players/