Anthropicが経営陣を刷新、重要ポストで人事異動
AIスタートアップのAnthropicは、チーフプロダクトオフィサー(CPO)を務めていたマイク・クリーガー氏を社内インキュベーター「Labs」チームの共同リーダーに任命するなど、経営陣の刷新を発表しました。クリーガー氏はInstagramの共同創設者であり、2年前にAnthropicにCPOとして加わっていました。
クリーガー氏の後任として、現在「製品責任者」であるアミ・ヴォラ氏がCPOの職務を引き継ぎ、最高技術責任者(CTO)のラフル・パティル氏と密接に連携して製品のスケーリングを担当します。
Anthropicの「Labs」チームは2024年半ばにわずか2名で発足しましたが、同社は今回、このチームの拡大を決定。特に「実験的な製品」の構築に焦点を当てる方針です。
「Labs」チーム:AIのフロンティアで課題解決に挑む
クリーガー氏は、自身の新役職について、AIの能力が急速に進歩している「画期的な瞬間」に到達したと述べました。彼は「AIが世界で最も困難な問題を解決するために活用される製品を、フロンティアで直接構築したい」と語り、自ら「ビルダーモード」に戻ることに意欲を示しました。
新体制の下、クリーガー氏はアンソロピックの社長であるダニエラ・アモデイ氏に直接報告する技術スタッフの一員として、製品エンジニアリングリードのベン・マン氏と共にLabsチームを率います。同社は、今後6か月でLabsチームのメンバーを倍増させることを目指しています。
激化するAI業界の競争とAnthropicの戦略
Anthropicの今回の経営陣刷新は、AIスタートアップとテクノロジー大手の間で競争がこれまで以上に激化している時期に行われました。AppleやGoogleのようなテクノロジー大手がOpenAIやAnthropicのような高成長スタートアップに対抗しようとする一方で、あらゆる規模の企業が「人工汎用知能(AGI)」という長年の目標を再定義し、差別化を図ろうとしています。
また、AIエージェントの分野でも、新機能で互いを凌駕し、消費者市場を独占しようとする動きが活発です。報道によると、Anthropicは3500億ドルの評価額で100億ドルの資金調達を計画しており、投資家は彼らの約束の実現に期待を寄せています。
Anthropicのダニエラ・アモデイ社長は、「AIの進歩の速さは、構築方法、組織化方法、そして焦点を当てる場所に対して異なるアプローチを求めている」とコメント。「Labsは、既存の枠を打ち破り、探求するための余地を与えてくれる」と語り、今回の戦略的変更の重要性を強調しました。
