サイバーセキュリティが5年連続でトップリスクに
アリアンツ・コマーシャルが発表した報告書によると、サイバーセキュリティは企業のリーダーにとって5年連続で最大の懸念事項であり続けています。これは、デジタル化が進む現代において、企業が直面する脅威の根深さを示しています。
AIリスクが急上昇し第2位に
一方で、AI(人工知能)が企業リスクの懸念事項で10位から2位へと大幅に順位を上げました。これは、企業がAIを強力な戦略的機会と捉える一方で、運用、法務、評判に関する新たな課題が生じていることを示唆しています。
アリアンツのチーフエコノミストであるルドヴィック・スブラン氏は、「多くの場合、AIの導入はガバナンス、規制、労働力の準備状況よりも速く進んでいます」と述べ、AI技術の急速な進化とそれに伴う統制の遅れに警鐘を鳴らしています。
AI導入がもたらす新たな課題
企業がAI導入を加速させるにつれて、以下のような問題に直面する可能性があるとスブラン氏は指摘します。
- システム信頼性の問題
- データ品質に関する制約
- 統合のハードル
- 有資格人材の不足
これらの課題は、AIの潜在能力を最大限に引き出す上で、企業が克服すべき重要な障壁となります。
米国におけるリスクの傾向
特に米国では、サイバーセキュリティが依然としてトップリスクですが、事業中断と法規制の変更がこれに続きます。AIリスクは前年の6位から4位に上昇しており、AIに対する懸念が世界的な傾向であることを裏付けています。
進化する脅威:AIによるサイバー攻撃
ムーディーズが今月初めに発表したレポートでは、AIを悪用したサイバー攻撃や、自律型AI(agentic AI)の拡大に対する懸念が示されています。これは、AIが新たな防御策を生み出す一方で、同時に攻撃者にとっても強力なツールとなり得るという、技術の両義性を示しています。
コネクテッド技術の急速な進歩とデジタルトランスフォーメーションは、企業環境に大きな影響を与えており、リスク管理の重要性がこれまで以上に高まっています。
元記事: https://www.cybersecuritydive.com/news/ai-surges-business-risk-cybersecurity-holds/809620/
