全米を襲ったVerizon Wirelessの通信障害
2026年1月14日(米国時間)午後12時頃から、米国全土で携帯キャリアVerizon Wirelessの大規模な通信障害が発生しました。多数のユーザーが携帯電話のディスプレイに「SOSモード」と表示され、通話やデータ通信が利用できない状況に陥りました。
この「SOSモード」は、通常の携帯電話サービスが利用できない場合に、緊急通報のみが可能な状態を示すものです。影響は特定の地域に限定されず、全米各地のユーザーから報告が寄せられました。
Verizonの対応と復旧、そして補償
Verizonは当初、公式X(旧Twitter)アカウントを通じて「一部のお客様に無線音声およびデータサービスに影響を与える問題が発生していることを認識しています。エンジニアが問題の特定と迅速な解決に取り組んでいます」と発表し、顧客に謝罪しました。
その後、同日午後10時20分頃には、障害が解決したことを報告。ユーザーに対し、ネットワークに再接続するためにデバイスの再起動を促しました。また、影響を受けた顧客に対してはアカウントクレジット(料金割引)を提供する方針も示し、詳細は直接顧客に通知されると説明しています。
他キャリアへの影響と情報の混乱
通信障害発生中、一部の報告ではAT&T、T-Mobile、US Cellularといった他のモバイルキャリアでも同様の障害が示唆されました。しかし、T-MobileはBleepingComputerに対し、自社のネットワークは正常に稼働しており、障害の影響を受けていないと明確に否定しました。T-Mobileは、Verizonの障害により、同社の顧客がVerizonサービスを利用している相手に連絡できない可能性があると説明しています。
依然として不明な障害原因
大規模な通信障害は解決しましたが、Verizonは現時点(2026年1月15日現在)で、今回の障害の具体的な原因については一切公表していません。信頼性の高い通信サービスを提供するキャリアにおけるこのような障害は、社会インフラとしての携帯電話ネットワークの重要性を改めて浮き彫りにしています。
