Verizon、全米規模の通信障害の原因は「ソフトウェア問題」
米国の大手通信事業者Verizonは、先日発生した全米規模の無線通信障害について、その原因が「ソフトウェア問題」であったと公式に発表しました。同社は、何が問題を引き起こしたのかについての詳細な情報はいまだ共有していませんが、BleepingComputerへの声明の中で、「これはソフトウェア問題であり、何が起こったのかについて全面的にレビューを実施している」と述べています。また、今回の障害にはサイバーセキュリティインシデントの兆候は一切見られないことも強調されています。
障害の詳細と広範囲な影響
この通信障害は、1月14日午後12時(東部時間)頃から発生し、全米各地のVerizon顧客が携帯電話サービスの喪失を報告しました。影響を受けた多くの利用者からは、電話が「SOSモード」に固定され、通話ができない状態になったとの報告が寄せられています。通常、SOSモードでは緊急電話(911)をかけることが可能ですが、ニューヨーク市緊急管理局は、一部のVerizon Wireless顧客が911に接続できない可能性があると警告し、住民に対し、他のキャリアの電話や固定電話を使用するよう助言しました。顧客報告や障害監視サイトDownDetectorによると、この障害は特定の地域や州に限らず、全米の利用者に影響を与えていたことが示されています。
Verizonの対応と顧客への補償
Verizonは障害発生中、X(旧Twitter)への投稿でサービスの中断を認め、技術者が問題の特定と解決に取り組んでいると報告していました。そして、同日1月14日午後10時20分(東部時間)には障害が解決したことを発表し、顧客にデバイスの再起動を促してネットワークへの再接続を推奨しました。
本日、Verizonは顧客に改めて謝罪するとともに、影響を受けた利用者に対し、20ドルのアカウントクレジットを提供することを発表しました。このクレジットはMyVerizonアプリで利用可能になり、準備が整い次第、顧客にはテキストメッセージで通知されるとのことです。Verizonは「このクレジットは、起こったことを埋め合わせるものではありません。いかなるクレジットも完全に埋め合わせることはできません」としながらも、「しかし、皆様の時間を尊重し、この問題が我々にとって重要であることを示す方法です」とコメントしています。
依然として残る未解決の疑問
Verizonは、今回のソフトウェア問題に関する詳細、例えばどのシステムが関与していたかなどについては、現時点では一切提供していません。今後のレビューでより具体的な情報が明らかになるかどうかが注目されます。
元記事: https://www.bleepingcomputer.com/news/mobile/verizon-blames-nationwide-outage-on-a-software-issue/
