はじめに
Microsoftは1月18日、1月の月例セキュリティ更新プログラムによって引き起こされた2つの重要な問題を解決するため、Windows 10、Windows 11、およびWindows Server向けの緊急帯域外(OOB)アップデートを複数リリースしました。
Microsoft 365 Cloud PCの接続問題
最初の問題は、Microsoft 365 Cloud PCセッションへのアクセスがブロックされるというものです。これは、Windows 11、Windows 10、およびWindows Serverに影響を与えています。1月のセキュリティアップデートを適用した後、一部のユーザーはリモート接続アプリケーションで資格情報プロンプトの失敗に遭遇する可能性があります。これには、Windowsクライアントデバイス上のWindowsアプリを使用したリモートデスクトップ接続、Azure Virtual Desktop、およびWindows 365が含まれます。
- 影響を受けるOS: Windows 11, Windows 10, Windows Server
- 問題: リモート接続アプリケーションでの資格情報プロンプトの失敗
- 影響範囲: Windows App、Azure Virtual Desktop、Windows 365を含むリモートデスクトップ接続
シャットダウン・休止状態の不具合
2つ目の問題は、Secure Launchが有効になっている一部のPCがシャットダウンまたは休止状態に入ることができないというものです。この問題は、Windows 11バージョン23H2のみに影響を与え、代わりにデバイスが再起動してしまいます。Microsoftは以前、影響を受けるデバイスを強制的にシャットダウンする回避策として「shutdown /s /t 0」コマンドを提示していました。
- 影響を受けるOS: Windows 11バージョン23H2
- 問題: Secure Launchが有効なPCがシャットダウンまたは休止状態に入れない(代わりに再起動する)
- 以前の回避策:
shutdown /s /t 0
緊急アップデートの詳細
これらの問題を解決するため、Microsoftは以下のOOBアップデートをリリースしました。これらのアップデートは現在、Windows Updateを通じて提供されておらず、Microsoft Update Catalogから手動でダウンロードしてインストールする必要があります。
- Windows Server 2025: KB5077793 (Cloud PCの接続問題を解決)
- Windows Server 2022: KB5077800 (Cloud PCの接続問題を解決)
- Windows Server 2019: KB5077795 (Cloud PCの接続問題を解決)
- Windows 11 25H2および24H2: KB5077744 (Cloud PCの接続問題を解決)
- Windows 11 23H2: KB5077797 (Cloud PCの接続問題およびSecure Launchでのシャットダウン問題を解決)
- Windows 10: KB5077796 (Cloud PCの接続問題を解決)
既知の問題のロールバック (KIR) による対応
帯域外アップデートをインストールできない組織向けには、Microsoftは既知の問題のロールバック(KIR)を展開することで、リモートデスクトップの問題に対処できると説明しています。これはグループポリシーを通じて適用可能です。グループポリシーのパスは「Computer Configuration > Administrative Templates > <Group Policy name listed below>」です。
今後の対応と推奨事項
もしこれらの問題が現在のデバイスに影響を与えていない場合、緊急帯域外アップデートをインストールする必要はありません。その代わりに、管理者は次回のプレビューアップデートまたは来月の月例パッチ火曜日まで待つことが推奨されます。これらの定期的なアップデートには、今回の修正がロールアウトされる予定です。
