Khosla Ventures、ICE銃撃事件に関するパートナーの発言を公に否定 – 創業者も同調

Khosla Ventures、ICE銃撃事件に関するパートナーの発言を公に否定

米ベンチャーキャピタル大手Khosla Venturesのパートナー、キース・ラボワ氏が、ミネアポリスで発生した米国移民税関執行局(ICE)による銃撃事件について物議を醸す発言をX(旧Twitter)に投稿したことを受け、同社の創業者ヴィノッド・コースラ氏とパートナーのイーサン・チョイ氏が公にラボワ氏の発言を否定しました。この事件では、抗議活動を行っていたアレックス・プレッティ氏がICEによって射殺されています。

ラボワ氏の投稿は、ICEの行動を擁護し、犠牲となったプレッティ氏に責任があるとする内容で、X上で大きな反響を呼びました。

物議を醸したキース・ラボワ氏のX投稿

ラボワ氏は一連の投稿で、プレッティ氏が「重罪」を犯していたと主張し、ICEの行動を正当化しました。彼のコメントは特に挑発的で、以下のような内容が含まれていました。

  • 法執行機関が罪のない人を撃ったことは一度もない。不法滞在者は毎日凶悪犯罪を犯している。
  • 「彼は明確に武器を抜こうとした。くたばれ。」
  • 市民の憲法修正第1条、第2条、第4条の権利について議論した投稿に対し、「はい、しかし法執行機関の業務を妨害することは、これらの修正条項のいずれによっても保護されません。」

さらにラボワ氏は、ミネアポリスの警察が信頼できる情報源ではないと主張し、現地の警察がICEの捜査に協力しないことが「(全員にとって)これらの危険な状況につながっている」と市の警察を非難しました。

パートナーからの即座な反論

ラボワ氏の発言が波紋を広げる中、Khosla Venturesのパートナーであるイーサン・チョイ氏はすぐさま自身のXアカウントで以下のように投稿し、ラボワ氏との距離を取りました。

「キースがKhosla Venturesの全員の意見を代表しているわけではないことを明確にしたい。少なくとも私の意見ではない。ミネソタで起きたことは明白に間違っている。これを別の見方をする方法があるとは思えない。一人の命が不必要に奪われたことを見るのは悲しい。

このチョイ氏の発言に対し、創業者であるヴィノッド・コースラ氏も即座に同意を表明し、自身のXで以下のコメントを付け加えました。

「@EthanChoi7に同意する。良心のない政権に力を与えられた、横暴なICE自警団だ。動画を見るのはうんざりしたし、事実に基づかない、あるいは当局によって捏造された架空の事実による物語は、文明社会では想像を絶する。」

VC業界における政治的意見対立と影響

VC業界において、パートナー間で政治的な意見が対立することは珍しくありませんが、今回のように公に亀裂が生じることは異例です。ラボワ氏はDoorDash、Affirm、Faire、Stripeといった成功企業への投資実績を持つ一方で、自他ともに認める「異端児」であり、トランプ前大統領の強力な支持者として知られています。

同様の事例として、かつてSequoia Capitalのパートナーであるショーン・マグワイア氏がニューヨーク市長候補を攻撃する発言で論争に巻き込まれたことがありますが、マグワイア氏は現在も同社で投資家を続けています。今回のKhosla Venturesの件も、投資先スタートアップの創業者たちがKhosla Venturesを「キャップテーブルから外す」と示唆する声が上がるなど、ファームにどのような影響を及ぼすか注目されます。

Khosla Venturesは2024年にラボワ氏を再雇用した際、彼が歯に衣着せぬ発言をすることで知られていることを承知していました。一方で、ヴィノッド・コースラ氏も長年にわたりトランプ氏を批判する立場を明確にしており、ファーム内部に異なる政治的スタンスを持つ人材がいることは承知の上でのことでした。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/26/vinod-khosla-publicly-disavows-keith-rabois-comments-on-ice-shooting/