Ankerの新型Nano充電器、画面搭載で登場も「ギミック」の評価

Anker、ディスプレイ搭載45W Nano充電器を発表

Ankerは、小型ながらも45Wの出力を誇る新型Nano充電器を発表しました。今年1月に発表されたこの充電器は、市場で最小クラスの45W充電器としての地位を維持しつつ、カラーディスプレイを搭載した点が最大の特徴です。ディスプレイには、アニメーションキャラクターと共に、充電中のデバイスに関する詳細情報が表示されます。

価格は30ドル(通常40ドルから25%オフ)で、Ankerはこれを「世界初のiPhoneを認識するスマートディスプレイ充電器」と宣伝しています。

ディスプレイ機能は「ギミック」か?

製品レビューによると、このディスプレイは充電中のデバイスがどれだけの電力を消費しているかを確認する際には役立つものの、多くの場合、「マーケティング上のギミック」と受け取られる可能性があると指摘されています。なぜなら、その情報の多くは接続されているデバイス自体で確認できるため、充電器の画面で常に監視する必要性は低いからです。

対応デバイスはApple製品に限定されており、iPhone 15以降のモデルや2020年以降のiPadモデルでのみ、デバイス名とバッテリー残量が表示されます。筆者のテストでは、iPhone 16 ProとiPad 10 (2022年製) は正常に認識されました。対応外のKobo電子書籍リーダーやPlaydateを接続した場合でも充電は行われますが、デバイスの識別はされず、バッテリー残量も表示されませんでした。

また、画面は数秒後に自動的にオフになるため、充電状況を再度確認するにはタップが必要です。デバイスが手元にある場合、わざわざ充電器の画面を見るよりも、直接デバイスで確認する方が手軽であるという見解も示されています。

進化した充電機能とモード

Nano充電器は、バッテリー寿命を延ばすために充電速度を調整する3段階の充電システムを採用しています。充電レベルの上昇に合わせて電力供給が「高速 (fast)」「安定 (steady)」「微量 (trickle)」と段階的に減少します。画面にはこれらのステージと現在のワット数、さらに表情豊かなblobのようなキャラクターが表示されます。このキャラクターの表情は時としてユーザーを混乱させることもあるようです。

USB-Cポートの横にあるタッチセンサー式のくぼみをタップすると、追加の画面(温度表示や充電モード切り替え)に切り替えることができます。2秒間長押しすると、画面表示を180度反転させることも可能です。

充電モードは以下の2種類があります:

  • オートモード(デフォルト): 電力供給を時間とともに自動調整します。
  • ケアモード: バッテリーの寿命をさらに延ばすために電力を抑え、デバイスを低温に保ちます。急いで充電する必要がない、例えば一晩中の充電に適しており、画面には「gentle」と表示されます。

真の進化は「回転式プラグ」にあり

新型Nano充電器に、昨年発売された旧モデル(34.99ドル)よりも5ドル多く支払う最も説得力のある理由は、再設計された折りたたみ式プラグにあると筆者は述べています。新しいプラグは180度回転するため、充電器をコンセントに差し込む向きを2通り選ぶことができ、画面の向きを調整したり、USB-Cポートへのアクセスを確保したりする柔軟性を提供します。

これはシンプルながらも巧妙なデザイン変更であり、今後Ankerの他の小型充電器にも採用される可能性が高いと評価されています。

ディスプレイの改善点と今後の展望

現在のディスプレイは「ギミック」と評価されがちですが、もし充電完了までの推定時間表示や、夜間充電時に自動的にケアモードへ切り替わるオプションなど、追加機能が提供されれば、その価値は大きく向上するだろうと筆者は提案しています。これにより、単なる情報表示にとどまらない、より実用的な「スマート」機能としての存在意義が確立されるでしょう。


元記事: https://www.theverge.com/tech/873655/anker-nano-charger-smart-display-45w-folding-prongs