携帯電話4万台窃盗容疑の国際ギャング団を摘発、ロンドン警視庁が過去最大規模の作戦

ロンドン警視庁、大規模な携帯電話窃盗団を摘発

ロンドン警視庁は、過去12ヶ月間にわたり英国から中国へ最大4万台の盗難携帯電話を密輸した疑いのある国際的なギャング団を摘発しました。この犯罪組織は、同期間にロンドン市内で発生した携帯電話窃盗の最大40パーセントに関与していたとされています。ロンドン警視庁は、今回の取り締まりを「ロンドンにおける携帯電話窃盗対策として過去最大規模の作戦」と説明しています。

捜査のきっかけと驚くべき発見

この大規模な捜査は昨年、ある被害者が盗まれたiPhoneを追跡したことから始まりました。被害者のiPhoneは、ヒースロー空港近くの倉庫で、香港へ発送される約1000台のiPhoneが入った箱の中から発見されました。この押収された貨物が「重要な逮捕」と盗難デバイスの回収につながったと警察は発表しています。

窃盗団のターゲットと利益構造

デテクティブ・インスペクターのマーク・ギャビン氏は声明で、「このグループは、海外での収益性の高さから特にApple製品を標的にしていました」と述べています。捜査により、路上窃盗犯には1台あたり最大300ポンド(約403ドル)が支払われ、中国では盗難デバイスが1台あたり最大5,000ドルで販売されていた証拠が明らかになりました。

摘発による影響

今回の摘発により、今年のロンドンにおける携帯電話窃盗は14パーセント減少しており、作戦の成功が示されています。


元記事: https://www.theverge.com/news/794538/police-busts-gang-suspected-of-stealing-40000-phones