Microsoftの取り組み
Microsoftは、PCゲームの「シェーダーのコンパイル」待ち時間を解消するための取り組みを進めています。この問題を解決するため、MicrosoftはWindows向けのAdvanced Shader Delivery(ASD)を導入しています。この技術は、ゲームが特定のハードウェアとドライバー環境で最適化されたプリコンパイルされたシェーダーを事前にダウンロードできるようにすることで、コンソールのようなロード時間を実現します。
シェーダーのプリコンパイルとは
MicrosoftのAdvanced Shader Deliveryは、開発者がDirect3D APIを使用してゲームエンジンレベルでゲームアセットを表すState Object Database(SODB)を作成し、それを複数のシェーダーコンパイラに渡してPrecompiled Shader Database(PSDB)を作成します。PSDBは、異なるハードウェアベンダーのディスプレイアダプターをサポートします。
ハードウェアベンダーとの連携
Microsoftは、Nvidia、Intel、Qualcommといったハードウェアベンダーと協力して、PSDBを自動的に更新できるようにしています。これにより、ハードウェアドライバーが更新された場合でも、プレイヤーは新しいプリコンパイルされたシェーダーをパッチとしてダウンロードできます。
ゲームエンジンとの統合
ゲームエンジンの開発者たちは、MicrosoftのSODB APIを統合することで、ゲーム開発者にとってセットアッププロセスをスムーズにすることが求められます。Epic Gamesは、SODBとPSDBの生成について早期のテストと探求を行っていると述べています。
今後の展開
Microsoftは、5月からXbox Partner Centerを通じてプレコンパイルされたシェーダーをアップロードできるようにする予定です。これにより、Xboxアプリを通じてダウンロードされる一部のPCゲームは、ついに「シェーダーのコンパイル」ロードステップをスキップできるようになります。
今後の展開と展望
Microsoftは、この機能を自社のPCゲームプラットフォームに限定せず、将来的には「どのストアフロントでもSODBをPSDBにコンパイルし、配布できる」と述べています。
