BYDの最新EV、12分でフル充電に近づける技術を発表
中国のBYDは、欧州の高級車市場に参入するため、わずか5分で70%の充電が可能な高級電気自動車(EV)を発表しました。BYDは、昨年世界最大のEVメーカーとなり、その「フラッシュ充電」技術を初めて示したときから、EVをガソリン車と同じように急速に充電できる技術を追求してきました。
Z9GTモデルの特徴
Z9GTは、高級ブランドDenzaの一部で、5分で70%の充電が可能で、12分でほぼフル充電が可能です。さらに、-30°Cの低温でもこの性能を維持します。また、Z9GTは最大800kmの航続距離を誇り、来月に欧州で発売され、夏には英国でも販売が開始される予定です。
BYDの戦略と市場シェア
BYDの国際部門長のリー・ユニス氏は、Z9GTの発表を「フラッシュ充電技術のグローバル展開の重要なマイルストーン」と評価しました。BYDは、英国と欧州で安価なEVとプラグインハイブリッド車を積極的に展開し、自国の市場では政府による価格競争の規制により販売が低迷しています。
競合他社との比較
BYDは、ポルシェやBMW、メルセデス・ベンツなどの高級車メーカーと競合する戦略を採用しています。BYDは2010年にメルセデス・ベンツと共同でDenzaブランドを設立し、2024年に完全所有権を獲得しました。
急速充電インフラの展開
BYDは、今年中に欧州で数百の「フラッシュステーション」を設置する計画を発表しました。中国では既に4,200以上のサイトを設置しており、年末までに世界中で20,000カ所の運営を目指しています。
EV市場の動向
昨年、EVの販売は急増し、EUの販売の17.4%を占めました。2024年の13.6%から大幅に上昇しています。しかし、欧州の各地域で充電インフラの普及度が大きく異なるため、一部の地域ではEVの普及が遅れています。
