Spotifyが新機能でライブイベント体験を向上
音楽ストリーミングサービス大手のSpotifyは、ユーザーがお気に入りの会場をフォローし、今後のコンサートに関する詳細情報を入手できる新機能を導入しました。これにより、ユーザーはより簡単にライブイベントを発見し、参加できるようになります。
会場フォロー機能の詳細
この新機能により、ユーザーがフォローした会場はライブラリに保存され、以下の情報にアクセスできるようになります:
- イベントカレンダー
- 開催予定のコンサート情報
- 会場からのアナウンス
さらに、ユーザーはジャンル別に今後のショーをフィルタリングすることも可能です。これにより、自分の好みに合ったイベントを効率的に見つけることができます。また、ライブイベントフィードは、これまでの週次更新から毎日更新されるようになり、常に最新のイベント情報が提供されます。
チケット購入とライブイベント戦略
ユーザーは、表示されている今後のショーをタップすることで、提携しているチケット販売プラットフォーム(Live NationやTicketmasterなど)を通じて直接チケットを予約できます。Spotifyは2022年に自社でのチケット販売を試みましたが、現在は主要なチケット販売パートナーと連携する戦略をとっています。
今年初めには、「Concerts Near You」という新しいプレイリストもリリースされており、ユーザーの現在地周辺でパフォーマンスを行うアーティストの楽曲30曲と、その次のショーの詳細が毎週更新されています。これらの取り組みは、Spotifyがライブイベント発見のハブとなることを目指していることを示しています。
競合の動向
Spotifyのライバル企業も、ライブイベント発見機能の強化に注力しています。例えば、SoundCloudは今年2月にTicketmasterおよびLive Nationと提携し、アーティストが自身のページに今後のショーを掲載できるようにしました。
これらの動きは、音楽ストリーミングサービスが単なる音楽再生プラットフォームから、包括的な音楽体験を提供するプラットフォームへと進化していることを示唆しています。