革新的な体温調節技術を搭載
ナイキは、アスリートが重ね着をすることなく体温を調節できる新しいジャケットを発表しました。この「Nike Therma-FIT Air Milano Jacket」は、2026年のミラノ冬季オリンピックで初めて公開される予定です。
空気袋技術で保温性を自在にコントロール
この画期的なジャケットは、ナイキが長年シューズのクッション性向上に活用してきた空気袋技術を応用しています。柔らかく耐久性のある2層複合ラミネート素材で作られており、数秒で膨張または収縮が可能です。
- 膨張時:空気が充填されることで体熱をより効果的に閉じ込め、高い断熱性を提供します。
- 収縮時:空気が抜けると、軽量なパーカーと同程度の暖かさになります。
従来のダウンジャケットとは異なり、Air Milanoは圧縮しやすいため、旅行時のバッグやスーツケースへの収納も容易です。
電動ポンプによる進化
2008年に発表されたナイキ初のインフレータブルジャケットとは異なり、新しいTherma-FIT Air Milanoは小型の電動ポンプを使用して膨張させます。これは、今年初めに発表された「ISPA Adapt Sense Air」ジャケットと同様の技術です。
オリンピックでのデビューと今後の展望
このジャケットは、2026年ミラノ冬季オリンピックでTeam USAの選手がメダル授与式で着用する予定です。現時点では、一般販売の時期や価格については発表されていませんが、アスリートのパフォーマンス向上と快適性維持に貢献する革新的なウェアラブル技術として注目を集めています。
元記事: https://www.theverge.com/news/806188/nike-therma-fit-air-milano-jacket-inflatable-puffer
