未発表の新型iPad ProがYouTubeでリーク
2025年9月30日、Appleが未発表の新型iPad Proに関する情報が、ロシアのYouTubeチャンネル「Wylsacom」によって公開された開封動画を通じて大規模にリークされました。このチャンネルは昨年、M4チップ搭載の14インチMacBook Proの情報を発表前にリークした実績があり、今回の情報も高い信憑性があると見られています。
リークされたデバイスの詳細
動画で確認された情報によると、リークされたのは以下の仕様を持つ13インチiPad Proです。
- チップ: M5チップ
- ストレージ: 256GB
- カラー: スペースブラック
外観デザインに関しては、M4チップ搭載の現行モデルと比較して目立った変更はないとされています。シングルリアカメラ、4スピーカー、Smart Connectorといった特徴は維持されており、印象的な5.1mmの薄さも健在のようです。ただし、デバイスの背面から「iPad Pro」の刻印がなくなっている点が唯一の変更点として挙げられています。
M5チップの驚異的な性能向上
リークされた動画に映し出されたGeekbench 6のベンチマーク結果は、M5チップの大幅な性能向上を示唆しています。
- マルチコアCPU性能: M4チップと比較して最大12%高速化
- GPU性能 (Metalスコア): M4チップと比較して最大36%高速化
M5チップはM4チップと同様に9コアCPU(3つのパフォーマンスコアと6つの効率コア)を搭載しているとされています。また、256GBストレージモデルのiPad Proには、iPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxと同様に12GBのRAMが搭載される見込みです。これはM4チップ搭載モデルの8GBから大幅な増加となります。
ソフトウェアとその他の情報
リークされたiPad Proは、iPadOS 26を搭載しており、設定アプリからはデバイスのバッテリーが2025年8月に製造されたことが確認できます。また、次期iPad Proには、ポートレートおよびランドスケープの両方向でビデオ通話を容易にするためのセカンドフロントカメラが搭載されるという噂がありますが、今回の動画ではその存在は確認できませんでした。
セキュリティ上の示唆と今後の展望
未発表製品が公式発表前に詳細な情報とともにリークされることは、Appleのサプライチェーンにおける情報セキュリティ管理の課題を浮き彫りにしています。特に、過去にも実績のあるチャンネルからのリークであるため、その影響は大きいと考えられます。
Appleは10月にM5チップ搭載の新型iPad Proを発表する可能性が高いとされており、今回のリークは発表前の期待感を高める一方で、企業秘密の保護という観点からは深刻な問題を提起しています。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/09/30/ipad-pro-m5-chip-unboxing-video-leak/
