Apple、ヘルスケア機能をグローバルに拡大:高血圧、睡眠時無呼吸、聴覚サポートが対象地域を拡充

Apple WatchとAirPodsのヘルスケア機能がさらに多くの国へ

Appleは、Apple WatchとAirPodsが提供する健康関連機能の利用可能地域を拡大しました。これにより、高血圧通知、睡眠時無呼吸通知、そして聴覚テストや補聴器機能といった重要なヘルスケアツールが、世界中のより多くのユーザーに届けられることになります。この展開は、同社がユーザーの健康とウェルネス向上にいかに注力しているかを示すものです。

各機能の詳細と新たな提供地域

Apple Watchの高血圧通知

watchOS 26で導入された高血圧通知機能は、Apple Watchが収集した心臓データに基づいて慢性的な高血圧の兆候を検知します。この機能は、30日間の心拍数データ収集後に有効となり、iPhoneのApple Healthアプリで設定可能です。今回、この機能はアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ベトナムで利用可能になりました。対応デバイスはApple Watch Series 9以降およびApple Watch Ultra 2以降です。

睡眠時無呼吸通知

watchOS 11で初めて提供された睡眠時無呼吸通知は、Apple Watchの加速度センサーを活用し、睡眠中の微妙な手首の動きから呼吸パターンの乱れを監視します。呼吸障害が検知されるとユーザーに通知し、ヘルスケアアプリの「Breathing Disturbances」セクションで詳細な情報を提供します。この機能はコロンビアで新たに利用が開始されました。こちらも30日間のデータ収集が必要です。

AirPods Proによる聴覚テストと補聴器機能

昨年導入された聴覚テストと補聴器機能は、AirPods Pro 2およびAirPods Pro 3を軽度から中程度の難聴を持つ人々の補聴器として使用することを可能にします。聴覚テストでは、異なる周波数の音を用いて聴覚障害を検出し、問題が特定された場合には聴覚アシスタンスを有効にできます。また、大音量軽減機能も搭載し、聴覚保護に貢献します。新たにバーレーン、コスタリカ、パラグアイで提供が始まりました。

自動会話ブースト機能付き補聴器機能

AirPods Proの既存機能である会話ブーストは、補聴器機能と組み合わせることで、話し手の声量を自動的に強化します。この機能は英国、ドイツ、オーストリア、ポーランド、スイス、フィンランド、ノルウェー、アイルランド、デンマークを含む多数のヨーロッパ諸国で拡大されました。AirPods Pro 2以降のデバイスで利用可能です。

Appleのヘルスケア戦略の継続的な進化

今回の機能拡張は、Appleがウェアラブル技術を通じて人々の健康状態を積極的にサポートし、予防医療やアクセシビリティの向上に貢献するという強い意志を改めて示しています。同社は今後も、最先端技術を駆使してヘルスケア分野でのイノベーションを推進していくと見られます。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/12/03/apple-health-features-expand-more-countries/