注目のGOTY候補と最多ノミネート作品

毎年恒例のゲーム業界の祭典「The Game Awards 2025」が開催され、多くの注目を集めました。今年のゲーム・オブ・ザ・イヤー（GOTY）の最有力候補として挙げられているのは、「Clair Obscur: Expedition 33」です。この作品は、方向性、アート、音楽・スコア、ナラティブ、オーディオデザインの5つのクラフト賞を含む、合計12部門でノミネートされており、TGA史上最多ノミネート記録を更新しました。

その他、GOTYの候補作品には、「Death Stranding 2: On the Beach」、「Donkey Kong Bananza」、「Hades II」、「Hollow Knight: Silksong」、「Kingdom Come: Deliverance II」といった錚々たるタイトルが名を連ねています。

主要なゲーム発表とサプライズ

今年のイベントでは、いくつかの重要なゲーム発表も行われました。特に注目されたのは以下のタイトルです：

• Tomb Raiderシリーズ：Crystal DynamicsとAmazon Gamesが、人気シリーズ「Tomb Raider」に関する新たな計画を発表しました。詳細はまだ不明ですが、今後の展開に期待が高まります。
• Resident Evil: Requiem：残念ながら、PlayStation Storeでのキーアート流出により、発表前に情報が漏れてしまいましたが、ファン待望の「Resident Evil: Requiem」に関するビッグニュースが予定されていました。
• South of Midnightのマルチプラットフォーム展開：Compulsion Gamesは、Xboxで先行リリースされていた南ゴシック風のアクションアドベンチャーゲーム「South of Midnight」を、2026年春にPlayStationおよびNintendo Switch 2向けに発売することを発表しました。これにより、より多くのプレイヤーがこの魅力的なタイトルを体験できるようになります。

「The Game Awards」の評価と商業化

一方で、「The Game Awards」のあり方について、業界内からは様々な意見が寄せられています。ホストであるジェフ・キーリー氏が率いるこのイベントは、かつてはゲーム業界の功績を称える場として高く評価されていましたが、近年では「商業的な側面が強すぎる」という声も聞かれます。高価なコマーシャルが目立ち、受賞スピーチや音楽パフォーマンスが短縮される傾向にあることが指摘されており、イベントの「輝きが薄れてきている」と感じるファンも少なくないようです。

イベントの視聴情報

「The Game Awards 2025」は、米国東部時間午後8時（ET）に本編が開始され、その30分前からプレショーが放送されました。多くのゲーマーが、この年に一度の祭典で発表される最新情報や受賞作品の行方を見守りました。

元記事: https://www.theverge.com/games/841973/the-game-awards-2025-annoucements-news-trailers