Remedy Entertainmentの新作アクションRPG『Control Resonant』が2026年発売

「Control Resonant」発表

Remedy Entertainmentは、人気ゲーム『Control』の待望の続編である『Control Resonant』を2026年に発売することを発表しました。本作は、PlayStation 5、Xbox、PC(SteamおよびEpic Games Store)、そしてMac(SteamおよびApp Store)で提供される予定です。

当初は『Control 2』として知られていましたが、クリエイティブディレクターのミカエル・カスリネン氏によると、両作品はどちらの順序でもプレイできるように設計されており、これが「Resonant」という新しい副題の由来となっています。カスリネン氏は、本作を「安全な続編ではない」と表現し、Remedyが「常に新しいことに挑戦する」姿勢を強調しています。

ゲーム概要と舞台設定

『Control Resonant』は、前作の物語から7年後が舞台となります。舞台設定は、前作の神秘的で閉鎖的な「最古の家」から、より広大なマンハッタンへと移ります。プレイヤーは、前作の主人公ジェシー・フェイデンの弟であるディラン・フェイデンとして、新たな物語を体験することになります。

ストーリー

連邦捜査局(FBC)に長年拘束されていたディラン・フェイデンは、超常的な危機の中で配備されます。現実の根幹を歪める謎の宇宙的存在と戦うことを課されたディランは、新たに目覚めた自身の力を駆使し、マンハッタンを襲う無数の脅威に立ち向かわなければなりません。彼は超自然的な能力の可能性を最大限に引き出す中で、姉であるFBC局長ジェシー・フェイデンを捜し求め、「最古の家」の境界を越えて世界を分断する危険を理解し、封じ込めるために奮闘します。

ゲームプレイの進化

『Control Resonant』では、ゲームプレイに大きな変化がもたらされます。特に注目されるのは、シェイプシフティングする新しい近接武器の導入です。オープンワールドゲームとは謳われていないものの、Remedy史上最大のタイトルになるとされており、カスリネン氏は「これまでの作品をはるかに超える規模を追求し、戦闘、探索、ストーリーテリングをより大きく、記憶に残る体験へと高めている」と述べています。

Remedy Entertainmentの現状と展望

本作の発表は、Remedyにとって挑戦的な時期に行われました。今年初めにリリースされたマルチプレイヤーおよび初の自社パブリッシング作品である『FBC: Firebreak』が不振に終わり、CEOのテロ・ヴィルタラ氏が辞任する事態となりました。このような状況の中、『Control Resonant』はRemedyの運命を好転させるための重要な役割を担うことになります。

Remedyは、自社でゲームの所有権とパブリッシング権を持ち、『Alan Wake』を含む相互接続されたユニバースを拡大する新たな時代を迎えています。『Control Resonant』は、このビジョンをさらに推し進める作品として期待されています。


元記事: https://www.theverge.com/entertainment/841950/control-resonant-sequel-announce-ps5-xbox-steam