YouTube、テレビ版動画プレーヤーを刷新:操作性を大幅改善

テレビ版YouTubeが新デザインに

YouTubeは、テレビ向け動画プレーヤーのインターフェースを刷新し、より直感的で簡単なナビゲーションを提供することを目指しています。今回のアップデートでは、動画のタイトルや主要なコントロールが再配置され、新たに「説明」ボタンが追加されました。

YouTubeは今年4月に「この夏」に提供すると発表していましたが、実際の展開は遅れており、一部のユーザーにはまだロールアウトされていない状況です。しかし、Nvidia Shield ProやPhilips TV OSなどのデバイスではすでに新デザインが確認されており、操作性の向上が報告されています。

刷新されたレイアウトと操作性

新デザインでは、動画タイトルが画面下部のシークバー上から左上隅に移動しました。これにより、動画タイトルをクリックしてコメントやメタデータ、クリエイター情報を開く機能は廃止され、代わりに新しい「説明」ボタンからこれらの情報にアクセスできるようになりました。

また、チャンネルサムネイルとチャンネル登録機能はそれぞれ独立したボタンに分離され、クリエイターのサムネイルをクリックすると直接そのチャンネルに移動できるようになりました。コントロールボタンも以下のように再編成されています。

  • 左側: チャンネル、説明、チャンネル登録
  • 中央: 前の動画、一時停止/再生、次の動画
  • 右側: 高く評価、低く評価、コメント、保存、クローズドキャプション、設定

YouTubeによると、チャンネル登録済みのユーザーには引き続き登録ボタンが表示され、有料コンテンツや新しいライブストリームのアラートが表示されるよう適応されます。

新機能と今後の展開

ライブスポーツコンテンツ向けには、新たに「マルチビュー」コントロールが追加されました。さらに、YouTube MusicおよびPremiumの登録者向けには「ディスプレイモード」コントロールが利用できるようになります。

この再設計は、特に大きな画面での視聴体験を向上させることを目的としており、より洗練されたユーザーインターフェースを提供します。今後、さらに多くのデバイスへの展開が進むと予想されます。


元記事: https://www.theverge.com/news/843412/youtube-watch-screen-tv-app-update