Snapchat、2025年の振り返り「Recap」を公開、ストレージ有料化でユーザーの反発も

Snapchatの2025年「Recap」機能が提供開始

Snapchatは、2025年の年末恒例の振り返り機能「Recap」をユーザー向けに展開を開始しました。このRecapは、ユーザーがSnaps、Stories、Chatsを通じてどのように繋がり、自己表現したかを示す、パーソナライズされた短編ビデオです。まるでデジタルアルバムのように、今年一年のハイライトを振り返ることができます。

パーソナライズされた体験とアクセス方法

ユーザーは、アプリを開き「Memories」セクションに移動することでRecapにアクセスできます。そこに表示される「Your 2025 Snap Recap」カードをタップすると、今年の思い出が凝縮されたビデオを視聴することが可能です。これは、Spotify、Apple Music、Amazon Music、Duolingoなど、他の多くの企業が提供する年末の振り返りサービスと同様のアプローチです。

2025年のSnapchat利用統計

Recapの公開と同時に、Snapchatは2025年のアプリ利用に関するいくつかの興味深い統計も発表しました。これらのデータは、ユーザーがどのようにプラットフォームを活用しているかを示しています。

  • 音声通話: ユーザーは1日あたり平均約17億分もの通話時間を記録し、これは前年比で約30%の増加に相当します。
  • 音声メモ: 米国ユーザーは50億件以上の音声メモを送信し、前年比で約10%増加しました。
  • グループチャット: グループチャットへのメッセージ送信者数は5%以上増加しており、一部のユーザーは最も頻繁に利用するグループチャットに年間8,880件以上のメッセージを送信しています。
  • チャットリアクション: チャットリアクションは44%増加し、中でもハートの絵文字が最も人気のリアクションとなりました。
  • ステッカー: 今年はさらに300万人以上のユーザーがコミュニケーションにステッカーを利用しました。

ストレージ有料化とユーザーの反発

Snapchatの2025年Recapのローンチは、同社が来年からストレージを有料化する計画を巡るユーザーからの反発の中で行われました。無料の「Memories」アクセスは5GBに制限され、この制限を超えるユーザーは、新しい「Memories Storage」プランの購読が必要となります。一部のユーザーは、この変更に抗議するためボイコットを呼びかける動きも見せています。

新しいストレージプランの詳細

導入されるストレージプランの概要は以下の通りです。

  • 基本プラン: 月額1.99ドルで最大100GBのストレージが提供されます。
  • Snapchat+ユーザー: 月額3.99ドルのサブスクリプションの一環として、250GBのストレージを利用できます。
  • Snapchat Platinumユーザー: 月額15.99ドルのサブスクリプションの一環として、5TBという大容量のストレージが提供されます。

元記事: https://techcrunch.com/2025/12/15/snapchat-rolls-out-its-end-of-year-recaps/