1X Robotics、人型ロボットNeoの現実世界学習を可能にする新AIモデル「1X World Model」を発表

1X Roboticsが新AIモデル「1X World Model」を発表

人型ロボット「Neo」の開発元である1X Roboticsは、ロボットが現実世界のダイナミクスを理解し、自律的に新しい情報を学習することを支援する新しいAIモデル「1X World Model」を発表しました。この物理ベースのモデルは、ビデオとプロンプトを組み合わせて使用することで、Neoロボットに新たな能力をもたらします。

「1X World Model」の仕組みとNeoの学習能力

1X World Modelの最大の特長は、Neoロボットがこれまでの訓練になかった新しいタスクをビデオから学習できる点にあります。1X社の説明によると、このモデルは動画データと特定のプロンプトを連携させ、それを世界モデルにフィードバックします。この情報がロボットのネットワーク全体に共有されることで、物理世界への理解と知識が深まります。

1Xの創設者兼CEOであるベルント・ボーニッチ氏は、「長年にわたる世界モデルの開発と、Neoの設計を人間に可能な限り近づけた結果、Neoはインターネット規模のビデオから学習し、その知識を物理世界に直接適用できるようになりました」と述べています。彼はさらに、「事前の例がなくても、あらゆるプロンプトを新しい行動に変える能力により、Neoがあなたが思いつくほぼすべてのことを自力で習得する能力の出発点となります」と付け加えました。

ただし、1X社は、このモデルが現在のNeoロボットに、ビデオをキャプチャしプロンプトを与えただけで即座に新しいタスクを実行させるものではないと補足しています。しかし、この行動に関する情報は、ロボットがこれまでに行ったことのないプロンプトにも反応できるよう、モデルを訓練するのに役立つと期待されています。

家庭への展開と今後の展望

今回の発表は、1XがNeo人型ロボットを家庭向けに展開する準備を進めている中で行われました。同社は2026年10月にロボットの予約販売を開始しており、予約注文が予想を上回る実績となったことを明らかにしています。この画期的なAIモデルの導入により、人型ロボットが日常生活においてさらに多機能で有用な存在となる未来が期待されます。


元記事: https://techcrunch.com/2026/01/13/neo-humanoid-maker-1x-releases-world-model-to-help-bots-learn-what-they-see/