はじめに
Googleが、連邦裁判所による検索サービスにおける独占禁止法違反の判決に対し、控訴する意向を表明しました。同社は金曜日に控訴通知を提出し、同時に、裁判所が命じた市場競争回復のための救済措置を一時停止するよう求めています。
Googleの主張
Googleの規制問題担当副社長であるリー・アン・マルホランド氏は、ブログ投稿で同社の立場を説明しました。「当社の長年の主張の通り、2024年8月の裁判所の判決は、人々がGoogleを『使わざるを得ないから』ではなく、『使いたいから』利用しているという現実を無視しています」と述べ、判決がイノベーションの急速な進展や競争の激しさを考慮せず、AppleやMozillaなどのブラウザメーカーがGoogleを選択しているという証言を軽視したと指摘しています。
Googleは、検索データの共有や競合他社へのサービス提供を義務付ける救済措置の停止を求めています。同社は、これらの措置が「アメリカ国民のプライバシーを危険にさらし、競合他社が独自の製品を開発することを阻害し、最終的には米国の技術革新を停滞させる」と主張しています。この一時停止が認められれば、2020年10月に司法省が提訴した訴訟におけるGoogleへの対応はさらに遅れることになります。
判決の背景と内容
2024年、アミット・メータ連邦判事は、Googleが「一般検索サービス」および「一般検索テキスト広告」において違法な独占を維持していたと認定しました。メータ判事は、Googleが携帯電話メーカーやブラウザと排他的契約を結ぶことで、競合他社から公正な競争機会を奪ったと判断。その結果、パートナー企業はGoogleが支払う数億ドル、あるいは数十億ドルもの収益分配を犠牲にすることを恐れ、デフォルトの検索プロバイダーを切り替えることが「財政的に不可能である」と結論付けました。
メータ判事は「これらはフォーチュン500企業であり、Google以外に頼る場所がない」と述べています。
救済措置とその影響
メータ判事の救済措置の決定は、司法省が期待したほど踏み込んだものではありませんでした。政府が検索サービスの主要な流通拠点であると主張していたChromeブラウザの売却など、Googleの事業分割は命じられませんでした。その代わり、判決はGoogleに対し、市場競争を回復させるために、検索情報を競合他社と共有することを命じています。
Googleは、メータ判事が9月に救済措置に関する最終的な判決を下すまで、根本的な独占認定への控訴を待たなければなりませんでした。この訴訟は、最高裁まで争われる可能性もあり、最終的な解決にはさらに数年を要する見込みです。
元記事: https://www.theverge.com/news/863710/google-search-antitrust-monopoly-appeal
