Waymo、マイアミでのロボタクシーサービスを一般公開
自動運転技術のリーディングカンパニーであるWaymoは、2026年1月22日、マイアミでロボタクシーサービスの一般向け提供を開始しました。これにより、約1万人のウェイティングリスト登録者が順次利用可能となり、その後一般公開される予定です。
サービスエリアはマイアミの60平方マイルにおよび、デザインディストリクト、ウィンウッド、ブリッケル、コーラルゲーブルズなどの主要な地域をカバーします。将来的にはマイアミ国際空港へのサービス拡大も計画されており、これは「まもなく」実現するとのことです。
段階的な拡大戦略
Waymoは、安全性と信頼性を確保するために段階的なアプローチを採用しており、これは同社の標準的な展開戦略です。マイアミでは、数ヶ月前からマッピングと自動運転車の路上テストを実施し、昨年11月には安全オペレーターを配置しない完全なドライバーレスサービスを従業員向けに開始していました。
同社は2020年にフェニックスで初めてロボタクシーを一般公開し、その後サンフランシスコとロサンゼルスにも拡大し、2024年には全住民が利用できるようになりました。また、2025年春にはUberとの提携によりアトランタとオースティンでもサービスを開始し、既存市場では高速道路を含むサービスエリアを拡大しています。
積極的な事業拡大と目標
Waymoは、今後1年間でさらに約12の都市にロボタクシーサービスを導入するという積極的な計画を発表しています。これには以下の都市が含まれます:
- ダラス
- デンバー
- デトロイト
- ヒューストン
- ラスベガス
- ナッシュビル
- ロンドン
- サンディエゴ
- シアトル
- ワシントンD.C.
これらの都市の一部では、すでにオール電化のジャガーI-Pace車両や、新しく「オハイ」とブランド名を変更されたZeekr RTバンを使用してテストが開始されています。
Waymoの共同CEOであるテクドラ・マワカナ氏は、TechCrunch Disruptのインタビューで「2026年末までに、週に100万回の乗車を提供することを期待してほしい」と述べ、その高い目標を強調しました。
課題と安全性への懸念
しかし、Waymoの事業拡大は順風満帆ではありません。サンフランシスコでは、昨年12月の広範な停電中にWaymo車両が交通渋滞を引き起こす映像が市民によって記録されています。
また、連邦安全規制当局の注目も集めています。国家幹線道路交通安全局(NHTSA)の欠陥調査室(ODI)は、昨年10月、アトランタでWaymoのロボタクシーが停車中のスクールバス周辺でどのように運行したかについて、初期調査を開始しました。オースティンの学区関係者からも、スクールバスがライトを点灯し停止標識を展開しているにもかかわらずWaymoが通過するという同様の問題に関する映像や苦情が寄せられています。
Waymoはこの問題に対応するため、自主的なソフトウェアリコールを実施しましたが、新たに公開された映像では、Waymoがスクールバスを違法に追い越している様子が示されており、問題が完全に解決されていない可能性が示唆されています。
