Google AIモード、パーソナルインテリジェンスで進化
Googleの会話型検索機能である「AIモード」が、よりパーソナルな情報に基づいて応答を生成できるよう進化しました。同社は、AIモードに「パーソナルインテリジェンス」を導入し、ユーザーのGmailやGoogleフォトにアクセスして、個別化された応答を提供することを発表しました。
「パーソナルインテリジェンス」とは?
この「パーソナルインテリジェンス」は、ユーザーのGoogleエコシステム全体(Gmail、Googleフォト、検索履歴、YouTube履歴など)に接続することで、AIアシスタントが応答を調整できるようにする機能です。すでにGeminiアプリで導入されていたこの機能は、本日より米国のGoogle AI ProおよびAI Ultra加入者向けに英語でAIモードへの展開が開始されます。
Googleは、ユーザーがすでにGmailやフォトなどのサービスに依存していることから、この機能を活用することで競合他社には容易に真似できない、よりパーソナルな体験を提供できると考えています。しかし、AIが個人の写真やメールを閲覧することに抵抗があるユーザーもいるため、この機能はいつでもオン/オフを切り替えられるオプトイン形式となっています。
Google検索担当製品VPのロビー・スタイン氏は、「パーソナルインテリジェンスがあれば、おすすめは単にあなたの興味に合致するだけでなく、あなたの生活にシームレスにフィットします。常に好みや既存の計画を説明する必要はなく、最初からあなたのためだけのおすすめが選択されます」と述べています。
個別化された体験の具体例
AIモードの「パーソナルインテリジェンス」によって、以下のような個別化されたアシスタンスが期待できます。
- 旅行の計画: 家族全員が楽しめるアクティビティや食事場所を探している場合、Gmailのホテル予約やGoogleフォトの過去の旅行の思い出から情報を引き出し、パーソナライズされた旅程を提案します。例えば、Googleフォトに保存されたたくさんのアイスクリームの自撮り写真に基づいて、昔ながらのアイスクリームパーラーをおすすめするといった具合です。
- ショッピングのサポート: 買い物の際にも特に役立ちます。AIモードは、ユーザーが購入する商品の種類や買い物をする場所を考慮します。例えば、旅行用の新しいコートが必要な場合、AIモードはユーザーの好みのブランドやGmailのフライト確認情報(目的地と時期、例: 3月のシカゴ)を自動的に考慮し、天候や好みのスタイルに合った防風性のある多用途なコートを提案します。これは、まるであなたの旅程や求める雰囲気をすでに知っているパーソナルショッパーのようです。
他にも、「パートナーの記念日を祝うために宝探しゲームを作成して。それぞれの場所に私たちに関するヒントを入れてね」や、「子供の寝室を飾り付けたいんだけど、テーマのアイデアと装飾の提案をしてほしい」といった質問も可能です。
プライバシーとデータ利用について
Googleは、AIモードがユーザーのGmail受信トレイやGoogleフォトライブラリを直接学習するわけではないと強調しています。その代わりに、特定のプロンプトとモデルの応答に基づいて学習を行います。
