はじめに:革新的な小型食洗機「Loch Capsule」
Loch社から登場した「Capsule」食洗機は、その小型性、高速性、そして効率性で注目を集めています。特に、配管工事が不要な設計と、ガジェットの除菌まで可能な多機能性は、従来の食洗機の概念を覆す可能性を秘めています。本記事では、この革新的な食洗機の詳細と、実際の使用感について掘り下げます。
製品詳細:デザインと機能性
Loch Capsuleは、カウンターに設置できるコンパクトな設計が特徴です。わずか20分から25分で2人分の食器を洗浄・乾燥し、75度までの高温で殺菌します。さらに特筆すべきは、水を使わずにUV-Cライトでスマートフォンやイヤホン、哺乳瓶などのガジェットを除菌できる機能です。本体は外装こそプラスチックですが、内部はステンレス製で、耐久性と衛生面にも配慮されています。寸法は46.5 x 26.2 x 51.5cm、重さ12kgと持ち運びも比較的容易です。
- 洗浄モード:15分の「Meal Wash」から152分の「Intensive Clean」まで、多様なモードを搭載。
- 給排水:外部のきれいな水タンクを使用するため、配管不要。排水はホースでシンクへ。オプションで排水タンクも利用可能。
- 騒音レベル:動作音は56dBと、小型食洗機としては標準的ですが、静音性を求める場合は注意が必要です。
実際の使用感と性能
レビュー担当者が2人分の朝食と昼食の食器(油で汚れた皿、ピーナッツバターが付いたカトラリー、エスプレッソカップ、ジュースグラスなど)でテストしたところ、15分の「Meal Wash」モードでも十分に清潔になり、ほぼ乾燥した状態で仕上がったといいます。ただし、直径12インチのフライパンは収まらず、手洗いが必要でした。
- 水消費量:1サイクルあたり約2.5リットル(0.66ガロン)。
- エネルギー消費量:1サイクルあたり220〜300Wh、最大900W。
- 省エネ性:レビュー担当者の「バンライフ手洗い」と比較すると、水は1リットル、電力消費はゼロと、Capsuleの方が資源を多く消費します。
レビュー担当者の評価とターゲット層
レビュー担当者は、Loch Capsuleの性能には感銘を受けたものの、最終的には「自分には合わない」という結論に至りました。その理由として、限られたスペース、電力、水の制約がある生活(バンライフなど)において、手洗いの方が資源効率が良く、手間もかからない点を挙げています。また、ガジェット除菌機能についても、「過剰な衛生観念は持たない」とコメントしています。
この食洗機が最も適しているのは、以下のような層だとしています。
- 食器洗いが本当に嫌いな人。
- 水と電力へのアクセスが容易な環境にいる人。
- スペースは限られているが、大きめの皿や鍋を使いたい人。
Loch Capsuleは特定のニッチな市場に適合する製品であり、その役割を立派に果たしますが、万人に向けたものではないと結論付けられています。
価格と選択肢
Loch Capsuleの価格は$459.99 / €459.99(記事執筆時点ではセール価格$391)です。UV除菌機能や配管接続機能がない廉価版の「Loch Capsule Solo」も$399.99(セール価格$339.99)で提供されています。バンライフなど、よりコンパクトなオプションを求めるユーザーには、ComfeeやFarberwareなどの300ドル程度の他社製小型食洗機も選択肢となり得ると示唆されています。
元記事: https://www.theverge.com/reviews/866476/loch-capsule-review-counter-dishwasher-vanlife-tiny-house
