Claudeが主要アプリとインタラクティブに連携
AnthropicのAIアシスタント「Claude」が、新たな拡張機能「MCP Apps」を導入し、Slack、Figma、Canvaといった人気アプリケーションとの直接的なインタラクションを可能にしました。これは、AIプラットフォームが単なるツールではなく、「万能アプリ」として機能する未来への大きな一歩を示しています。
MCP Appsが実現する次世代のAI体験
これまでもClaudeは外部ツールと連携していましたが、その結果はテキスト形式で返されるのが一般的でした。しかし、MCP Appsの登場により、ユーザーはClaudeのチャットインターフェース内で、対象アプリを「見て、探索し、視覚的に結果を洗練させる」ことが可能になりました。
- Canvaでプレゼンテーションをリアルタイムでカスタマイズ
- Slackメッセージを下書きし、プレビューを確認
- HexやAmplitudeでインタラクティブなチャートを作成
- Asanaやmonday.comでプロジェクトを管理
Figma、Clay、Boxなどのツールとも既に連携しており、Salesforceの各種ツールも近日中に対応予定とのことです。
AIプラットフォームの「オペレーティングシステム」化
このインタラクティブな連携は、TelegramやDiscordで既に導入されている「ミニアプリ」機能に似ています。昨年アプリエコシステムを立ち上げたChatGPTに続き、AIプラットフォームが個別のAIツールではなく、まるでオペレーティングシステムのように機能する「万能アプリ」へと進化していくトレンドを明確に示唆しています。中国のWeChatのような存在が、AIの世界でも生まれつつあると言えるでしょう。
オープンソースプロトコル「MCP」が基盤
この進歩を可能にしているのは、Model Context Protocol (MCP) というオープンソースプロトコルです。MCPは2024年にAnthropicで誕生し、昨年後半にはLinux Foundationに寄贈されました。さらに、OpenAI、Google、Microsoft、AWS、Block、Bloomberg、Cloudflareといった主要テクノロジー企業が参加する「Agentic AI Foundation」が設立され、オープンソースのエージェント型AIの推進に注力しています。
MCP AppsはClaudeだけでなく、「MCPサーバーがサポートするあらゆるAI製品内でインタラクティブなインターフェースを提供できる」ため、今後、他のAIツールでも同様のインタラクティブなアプリ連携が実現されることが期待されます。
元記事: https://www.theverge.com/news/867673/claude-mcp-app-interactive-slack-figma-canva
