メラニア夫人ドキュメンタリー、巨額費用に「賄賂ではない」と制作側が反論

巨額な制作費が物議を醸す「メラニア」

Amazon MGMが制作したメラニア夫人に関する作品が、その法外な費用を巡り「賄賂ではないか」との批判に直面しています。この作品は、ドキュメンタリーではなく「クリエイティブ体験」と称されており、総額で7500万ドル(約110億円)もの費用が投じられたと報じられています。

制作費の内訳と監督の反論

Amazonは、メラニア・トランプ夫人の制作会社に映画権として4000万ドル、そしてマーケティング費用として3500万ドルを支払ったとされています。これにより、これは史上最も高額なドキュメンタリーの一つとなりました。

プレミアでのインタビューで、監督のブレッド・ラトナーは疑惑に対し次のように反論しています。
「ばかげていると思います。これは長編映画と3つのエピソードから構成されています。音楽費用だけでも『ラッシュアワー』よりも多くを費やしました。世界トップクラスの撮影監督を3人起用し、最高レベルの制作を行っています。撮影初日には80人のスタッフがいました。ドキュメンタリーでこれは前例がないことではありません。お金はスクリーンに投じられているのです。

市場平均を大きく上回る費用への疑問

しかし、ラトナー監督の主張とは裏腹に、この制作費はドキュメンタリーとしては「ほとんど前例がない」レベルと見られています。ニューヨーク・タイムズ紙は、メラニア作品の3500万ドルというマーケティング予算が、大規模なドキュメンタリーの平均的な支出の10倍に上ると指摘しています。撮影期間がわずか20日間であったことを考えると、その高額さが際立ちます。

メラニア夫人への報酬と作品の定義

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、メラニア夫人は4000万ドルのライセンス契約から個人的に2700万ドル(約40億円)を懐に入れると予想されています。この作品のプロデューサーでもあるメラニア夫人自身は、「メラニア」をドキュメンタリーとは考えておらず、「視点、洞察、そして瞬間を提供するクリエイティブな体験」であると述べています。


元記事: https://www.theverge.com/entertainment/870713/melania-amazon-documentary-bribe-accusations