概要
Microsoftは、Microsoft 365ユーザーがクラシック版Outlookで暗号化されたメールを開けない既知の問題を修正したことを発表しました。この問題は、昨年12月のアップデート以降発生しており、「Encrypt Only」権限で暗号化されたメッセージが閲覧できないというものでした。
問題の詳細
影響を受けるユーザーは、Outlookの受信トレイで暗号化されたメールを開こうとすると、本来のコンテンツではなく「message_v2.rpmsg」という添付ファイルが表示され、メールの内容にアクセスできませんでした。Microsoftはこの問題を認識しており、「Current Channel Version 2511 (Build 19426.20218)にアップデートした後、受信者が『Encrypt Only』メールを開けない可能性がある」と説明していました。閲覧ペインでは、「この制限付き権限のメッセージは、資格情報を確認するまで閲覧ペインで表示できません。内容を読み、資格情報を確認するにはアイテムを開いてください」というメッセージが表示される場合がありました。
修正と展開
Microsoftは、この問題に対する修正プログラムが現在Beta Channelで利用可能であり、2月にはCurrent Channel (Build 19725.20000) およびCurrent Channel Preview (Build 19725.20000) の顧客にも展開される予定であると発表しました。
一時的な回避策
すぐに修正版にアップグレードできないユーザー向けに、Microsoftは二つの回避策を提供しています。
- 送信者が、[ファイル]ダイアログではなく、Outlookリボンメニューの[オプション]から[暗号化]オプションを使用する。
- ユーザーが、問題の影響を受けない過去のビルドバージョンにロールバックする。これには、すべてのOfficeアプリを閉じてから、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する必要がある。
%programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun\officec2rclient.exe" /update user updatetoversion=16.0.19426.20186
過去の関連問題
Microsoftは昨年も、クラシック版Outlookユーザーに影響を与える複数の問題を解決しています。これには、Windows 24H2アップデート後にメールのドラッグ&ドロップ機能が壊れた問題や、メッセージ入力中にCPU使用率が急上昇する問題などが含まれます。さらに最近では、Outlookが暗号化されたメールを開く際にクラッシュするバグの修正や、Windows上でクラシック版Outlookを開けない主要なバグのパッチ提供、Outlookのフリーズを修正するための緊急パッチリリースなど、継続的に品質改善に取り組んでいます。
