概要と重要性
Microsoftは2026年2月10日、Windows 11向けにKB5077181とKB5075941の累積更新プログラムをリリースしました。これらのアップデートは、バージョン25H2/24H2および23H2を対象とし、セキュリティ脆弱性の修正、バグの改善、そして多数の新機能追加が含まれています。
今回のアップデートは、2026年2月の「Patch Tuesday」セキュリティパッチを含むため、すべてのユーザーにとって必須となります。過去に発見された脆弱性への対策が講じられており、システムの安全性を確保するために速やかな適用が推奨されます。
ユーザーは、「設定」>「Windows Update」から「更新プログラムのチェック」をクリックするか、Microsoft Update Catalogから手動でダウンロードしてインストールすることができます。
主な修正と改善点
今回の更新プログラムにより、Windows 11のビルド番号は以下のように変更されます。
- Windows 11 25H2 (KB5077181): ビルド 26200.7840 (24H2の場合は26100.7840)
- Windows 11 23H2 (KB5073455): ビルド 226×1.6050
主なバグ修正とシステム改善点は以下の通りです。
- ゲーム体験の向上: 全画面ゲーミング体験のデバイス適合性に関する問題が修正されました。
- Wi-Fi接続の安定化: KB5074105適用後に発生する可能性があった、一部のWPA3-Personal Wi-Fiネットワークへの接続問題を解消しました。
- セキュアブートの強化: 新しいセキュアブート証明書を受信するためのターゲティングデータが品質更新プログラムに含まれるようになりました。これにより、安全かつ段階的なロールアウトが保証されます。
注目の新機能
2月の更新プログラムでは、ユーザー体験を向上させるための多くの新機能が導入されました。
- クロスデバイス再開機能の拡張: 2025年5月の更新で導入されたクロスデバイス再開機能がさらに強化されました。これにより、Androidスマートフォンでの作業(Spotifyの再生、Word/Excel/PowerPointでの作業、ブラウジングセッションなど)をPCでシームレスに継続できます。特に、HONOR、OPPO、Samsung、vivo、XiaomiのAndroidユーザーは、Microsoft Copilotアプリで開いたオンラインファイルをPCで作業継続できるようになります。
- Windows MIDIサービスの改善: MIDI 1.0およびMIDI 2.0のサポートが大幅に強化され、ミュージシャンにとってより良い体験を提供します。WinMMおよびWinRT MIDI 1.0の組み込み翻訳、アプリ間での共有MIDIポート、カスタムポート名、ループバック、アプリ間MIDI、パフォーマンス改善、バグ修正が含まれます。
- ナレーター機能の進化: ナレーターが画面上のコントロールのアナウンス方法について、より詳細な制御オプションを提供するようになりました。これにより、ユーザーは必要な情報に焦点を当て、ナレーターをより追従しやすくなります。
- 設定アプリへの「デバイスカード」導入: 設定のホームページに新しい「デバイスカード」が登場しました。これは、PCの主要な仕様と使用状況を一目で確認できるもので、Microsoftアカウントでサインインしている場合に表示されます。
- Smart App Controlの柔軟な管理: Smart App Control (SAC) がクリーンインストールの必要なくオン/オフを切り替えられるようになりました。Windowsセキュリティの設定から容易に管理できます。
- 音声アクセスと音声入力の改善: 音声アクセスのセットアップが簡素化され、音声入力には「待機時間」設定が追加され、音声コマンド実行までの遅延を調整できるようになりました。
- Windows Helloの強化されたサインインセキュリティ (ESS): 周辺機器の指紋センサーをサポートするようになりました。これにより、Copilot+ PCを含むデスクトップやその他のWindows 11 PCでも、より安全なサインインオプションが利用可能になります。
Microsoftは、今回の月次Patch Tuesdayにおいて新たな問題は確認されていないと発表しています。
