Windows 11のファイルエクスプローラー、ダークモードの一貫性が大幅に向上
Microsoftは、Windows 11におけるダークモードの一貫性に関するユーザーからのフィードバックに正式に対応し、特にファイルエクスプローラー内での改善を進めています。これは、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指す重要な一歩となります。
改善される具体例
これまで、ダークモードが有効になっている場合でも、ファイルエクスプローラーでのファイルコピー、移動、削除といった操作ダイアログがライトモードで表示されるという不整合がありました。Microsoftは、これらのダイアログをダークモードに統一することで、よりシームレスな視覚体験を提供します。
さらに、以下の要素についても一貫したダークモード体験が提供される予定です:
- プログレスバーとチャートビュー
- 確認およびエラーダイアログ
- スキップ、上書き、ファイル選択のプロンプト
これらの変更は、2025年8月のプレビュービルドでテストが開始され、今回正式に導入されることになります。
これまでの経緯と今後の課題
MicrosoftがWindows 10でダークモードオプションを初めて導入したのは2016年であり、その一貫性を完全に実現するまでに約10年を要しています。今回の改善は大きな進歩ですが、まだ課題は残されています。
今後も改善が必要な領域としては、以下のものが挙げられます:
- 「ファイル名を指定して実行」プロンプト
- ファイルプロパティUI
- コントロールパネル
- ファイルエクスプローラー内の「フォルダーオプション」UI
Microsoftは、これらの残された領域についても、より一貫したダークモード体験を提供するために取り組んでいくと見られます。
元記事: https://www.theverge.com/news/793958/microsoft-windows-11-dark-mode-official-changes