作家がGrammarlyを提訴、AIによる無断利用を批判

GrammarlyがAI機能を導入、作家らの同意なしに利用

Grammarlyは先週、AIを使用して編集者のフィードバックを模倣する機能をリリースしました。この機能は「Expert Review」と呼ばれ、著名な作家や科学者、ジャーナリストの名前を使用しますが、これらの人物の同意を得ていません。

Julia Angwinが提訴、他の作家も参加可能

この機能に影響を受けたジャーナリストのJulia Angwinは、Superhuman(Grammarlyの親会社)に対して、プライバシーやパブリシティの権利を侵害したとして提訴しました。Angwinは、自身の長年の努力によって得た編集者のスキルが、テクノロジー企業によって「偽物」にされてしまったことに失望を表明しています。

他の著名人も対象に

この機能には、AI倫理学者のTimnit Gebru氏も含まれています。Gebru氏は、この機能が著名な人物の名前を使用して、実際のフィードバックとはかけ離れた一般的なアドバイスを提供していると批判しています。

Grammarlyの反応

Grammarlyは、この機能の使用を停止しました。しかし、SuperhumanのCEOであるShishir Mehrotra氏は、この機能のアイデア自体を否定せず、むしろ「専門家の機会」として擁護しています。

作家からの反応

GrammarlyのAIが模倣したKara Swisher氏は、自身の名前が無断で使用されたことに怒りを表明し、「あなたが情報とアイデンティティを盗む情報泥棒だとしたら、私はMcConaughey(映画俳優)のようにあなたを追い詰める」と述べています。

結論

この事件は、AI技術の進歩が個人の権利や倫理的な問題を引き起こす可能性を示しています。テクノロジー企業は、ユーザーの同意を得ずに著名人の名前を使用するような機能を提供する際には、慎重な対応が必要です。


元記事: https://techcrunch.com/2026/03/12/a-writer-is-suing-grammarly-for-turning-her-and-other-authors-into-ai-editors-without-consent/