AI駆動のノートアプリGranola(評価額2億5000万ドル)は、テクノロジー業界の創業者やVCたちにとって人気のあるツールとなっています。しかし、開発者のニック・ペイニー氏は、プライバシーを重視するユーザー向けに、クラウドなしで利用できるローカルな代替品を作成しました。
開発の背景
英国ヨークシャー州在住のニック・ペイニー氏は、「コンピュータ好き」として知られています。彼は、Granolaのようなアプリケーションがどのように機能するかに興味を持ちました。「Granolaは素晴らしいです。Electronアプリフレームワークを使用することで、十分な愛情とケアを注ぐことで何ができるのかの良い例です。
最初に試したとき、システムオーディオを録音しながらビデオを録画しないという点が興味深く、その機能は当時の標準的なワークアラウンドとは異なりました。これにより、新しいApple API(Core Audio Taps)の研究が始まりました。
AudioTeeとFluidAudio
ペイニー氏は、このAPIを扱いやすくするためのオープンソースオーディオライブラリであるAudioTeeを開発しました。その後、ソフトウェアツールキットFluidAudio(Swiftフレームワーク)を見つけました。これは、Appleデバイスで完全にローカルかつ低遅延な音声AIを実現します。
Talatの機能
この研究が製品として形になったのが、Talatです。Talatは、ニック・ペイニー氏と彼の長年の友人で元同僚であるマイク・フランクリン氏によって作られました。
- サイズ:20MB
- 料金:一括購入(現在のプレリリース版は49ドル、正式リリース時には99ドル)
- 機能:
- ZoomやTeamsなどの会議アプリケーションからのオーディオキャプチャとリアルタイムでの書き起こし
- スピーカーの割り当て、編集、削除、セグメント分割
- ローカルLLMによる要約生成(重要なポイント、決定事項、アクションアイテム)
- ノート、書き起こし、要約の検索機能
プライバシーと柔軟性
Talatは、ユーザーが自分のデータをどこに保存するかを選択できるように設計されています。例えば、独自のLLMを使用したり、Obsidianへの自動エクスポートやWebhooksを使用してデータを外部に出力することができます。
今後の展開
Talatは現在、Apple Mシリーズコンピュータで無料で試すことができます(10時間の録音まで)。正式リリース時には価格が99ドルに上がります。ペイニー氏とフランクリン氏は、Talatをブートストラップして、今後も一括購入製品として提供する計画です。
元記事: https://techcrunch.com/2026/03/24/talats-ai-meeting-notes-stay-on-your-machine-not-in-the-cloud/
