概要
Mozillaは、Firefox 149.0をリリースし、プライバシーとセキュリティ機能を強化したブラウザをユーザーに提供しました。このアップデートの目玉となるのは、公共ネットワークでの保護や機密なブラウジング活動の安全確保を目的とした無料のビルトインVPNです。
主要な新機能
ビルトインVPN:ユーザーは月間50GBのデータ量で、IPアドレスや位置情報が隠蔽されるセキュリティプロキシを通じたトラフィックルーティングを利用できます。このプライバシー機能は現在、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスでの段階的な展開が行われており、早期のフィードバックと潜在的なバグの修正を経て、世界規模でのリリースを目指しています。
セキュリティ強化
- 悪意のあるサイトブロック:FirefoxはSafeBrowsingデータを使用して、背景で通知を配信する可能性がある危険なウェブサイトからの通知権限を永久に取り消します。
- JavaScriptの制約強化:Mozillaは、親プロセス内で実行されるJavaScriptファイルに対する要件を厳格化し、潜在的なエクスプロイトに対する重要な防御層を追加しました。
ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの改善
TrustPanel:ページ固有のプライバシーとセキュリティ設定がアドレスバーから直接アクセス可能な単一のインターフェースに統合されました。
開発者向け機能
- Split View:ユーザーは、研究やマルチタスク作業を効率化するための二つのページを並行して表示できるようになりました。
- Reporting API:ウェブアプリケーションがContent Security Policy違反や機能の廃止を監視する標準的なメカニズムを提供します。
プラットフォーム特有の統合とパフォーマンス向上
- Linuxシステム:XDGポータルファイルピッカーがデフォルトで使用され、より良いデスクトップ環境との統合を実現します。
- Windowsユーザー:現代のWindows.Devices.Geolocation APIを使用して、位置サービスが改善されました。
その他の機能と改善点
- HTTP/3アップロードパフォーマンスの強化
- PDF読み込み速度の向上
- Storage Inspectorツールバーに選択したストレージエントリを一括でクリアするボタンが追加されました。
セキュリティ修正
Mozillaは、MFSA2026-20のセキュリティ修正を通じて、多数の脆弱性に対処し、堅牢で安定したブラウジング環境を確保しています。
