ソニーとホンダが共同で開発していたEVプロジェクトを断念

概要

Sony Honda Mobility、ソニーとホンダの合弁事業は、約3年間かけて開発してきた「Afeela」ブランドの電気自動車(EV)2種類の開発を断念することを決定しました。

背景

この決定は、ホンダが先月米国市場向けに計画していた3つの電動車両の開発を中止すると発表したことを受けたものです。ホンダは、トランプ大統領の関税と中国からの競争激化を理由としています。

Afeelaプロジェクト

Sony Honda Mobilityは、AfeelaセダンとSUVの開発にホンダから「特定の技術や資産」を使用する予定でした。しかし、ホンダの方針転換により、合弁事業が車両開発を続けることができなくなったとのことです。

Afeela 1セダン

Afeela 1セダンは、今年後半に約9万ドルの価格で発売予定でしたが、現在その計画が破棄されました。これにより、東京とカリフォルニアにある数百人の従業員の将来も不透明となっています。

今後の展開

Sony Honda Mobilityはプレスリリースで、「ソニーとホンダとの協議を継続し、合弁事業の未来について評価する」と述べています。また、SHM(Sony Honda Mobility)の将来方向や中長期的なポジショニング、モビリティの未来への貢献などについて「可能な限り早期に発表」するとしています。

ソニーの自動車事業参入

ソニーが自動車開発に関心を示したのは2020年のCESで、電子機器大手としてビジョン-Sというコンセプトカーを披露しました。この車両は360度オーディオやセンサー技術など最先端の機能を搭載していました。

市場環境

米国のEV市場は、関税や政府による電動車両普及促進策からの撤退により大きく変化しました。多くのEV専業スタートアップが倒産し、大手自動車メーカーも計画していた複数の電気自動車開発を中止しています。

結論

Afeela EVプロジェクトは、既に高級車ブランドや先進技術を持つ競合他社が多数存在する市場に参入しようとしていました。過去10年間の経験から、大企業であっても米国で新規自動車会社を成功させるのは非常に困難であることが証明されています。


元記事: https://techcrunch.com/2026/03/25/sony-honda-mobility-afeela-ev-project/