WhatsApp、スパム対策としてメッセージ送信制限をテスト開始

WhatsAppがスパム対策に新たな一手

人気メッセージングプラットフォームのWhatsAppが、スパム対策を強化するため、メッセージ送信制限のテストを開始しました。TechCrunchの報道によると、この新機能は、ユーザーや企業が返信を得ていない未知の相手に送信できるメッセージの数を制限するものです。

メッセージ制限の詳細と影響

テスト中の機能では、送信されたすべてのメッセージが月間制限の対象となります。具体的な制限数はまだ確定しておらず、WhatsAppは最適なバランスを見つけるために複数の国で異なる制限を試行する予定です。ユーザーが制限に近づくと、残りの送信可能メッセージ数を示すポップアップ警告が表示され、メッセージ送信が完全にブロックされる事態を避けることができます。

WhatsAppは、この制限が平均的なユーザーには影響を与えず、主にスパムメッセージの削減を目的としていると説明しています。特に重要な点として、送信後に返信があったメッセージは、この制限の対象外となります。

スパムとの戦い:これまでの取り組み

WhatsAppにおけるスパムは、その世界的な人気ゆえに長年の課題となっており、同社はこれまでも様々な対策を講じてきました。過去に導入された主な機能には、以下のようなものがあります。

  • ロック画面からの簡単なブロック機能
  • マーケティングメッセージの購読解除オプション
  • 不要なグループからの退出機能
  • 新規ユーザーによる一括メッセージ送信の制限

今回のメッセージ送信制限は、これらの既存の取り組みを補完し、より効果的なスパム対策となることが期待されています。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/17/whatsapp-message-limits-spam/