Apple株価が史上最高値を更新、iPhoneの好調とAIの課題

Apple株価が史上最高値を更新

2025年10月20日、Appleの株価が史上最高値となる264.38ドルを記録しました。これは、昨年2024年12月26日に記録したこれまでの最高値260.10ドルを上回るものです。同社の株式は2020年に4対1の株式分割を実施しており、今回の記録更新は投資家からの強い信頼を示しています。

好調の背景にある製品需要

今回の株価上昇の背景には、Appleの最新スマートフォンに対する強い需要があります。特に、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxモデルは好調な売上を記録していると報じられています。一方で、iPhone Airは中国での好調なスタートにもかかわらず、全体的には期待を下回る結果となっているようです。

関連ニュースとして、Mizuho SecuritiesはiPhone Airの販売不振を受け、Appleが生産を削減する計画だと伝えています。しかし、iPhone 17 ProおよびiPhone 17 Pro Maxは前年同期比で高い売上を記録しており、標準モデルのiPhone 17も大きな成功を収めているとのことです。

AI分野での課題とSiriへの懸念

好調な株価とは裏腹に、Appleは生成AI分野でOpenAIやGoogleといった競合他社に遅れをとっていると指摘されています。さらに、週末には、社内テスト中のiOS 26.4ベータ版に搭載されるパーソナライズされたSiriの性能について、一部のAppleソフトウェアエンジニアから懸念の声が上がっていることが報じられました。BloombergのMark Gurman氏によると、具体的な欠点は不明ながらも、Siriの刷新に対する不満があるようです。

今後の展望

Appleは10月30日に次回の四半期決算報告を発表する予定であり、その内容が今後の株価や市場の評価に大きな影響を与えるでしょう。

また、ソフトウェアアップデートに関しては、iOS 26.1からiOS 26.4にかけてApple IntelligenceやLive Translationの多言語対応、Apple Music、カレンダー、写真、時計、Safariアプリの機能改善が予定されています。特に、iOS 26.0.2アップデートではバグ修正やセキュリティ脆弱性への対応が行われる見込みです。

その他の注目製品ニュース

  • Appleは最近、M5チップを搭載した14インチMacBook Pro、iPad Pro、Vision Proをアップデートしました。
  • 新しいiPad ProはM5チップに加え、N1およびC1Xチップ、高速ストレージなどの主要なアップグレードを特徴としています。
  • 14インチMacBook ProもM5チップに加え、最大2倍高速なSSD性能を実現しています。
  • BloombergのMark Gurman氏によると、M5チップを搭載したMacBook Airは2026年春に登場予定で、M5 Mac StudioおよびMac miniも開発中とのことです。
  • M5チップのGeekbench 6ベンチマーク結果では、シングルコアCPU性能で4,263という印象的なスコアを達成し、史上最高のシングルコアスコアを記録しました。

元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/20/apple-stock-new-all-time-high/