クラシックOutlook起動不能バグ、Microsoftが修正
Microsoft 365ユーザーがWindowsシステム上でクラシックOutlookメールクライアントを起動できないという重大なバグが修正されました。この問題は9月に認識され、影響を受けた顧客は「アプリを起動できません」「Outlookウィンドウを開けません」「Exchangeアカウントへのログインに失敗しました」といったエラーメッセージに直面していました。
問題の経緯とMicrosoftの対応
当初、Microsoftは影響を受けたユーザーに対し、Exchange Onlineサポートチームにサポートケースを開き、サービス変更を要求するよう助言していました。
しかし、Microsoftは月曜日にサポートドキュメントを更新し、この既知の問題が修正済みであることを示しました。同社は「サービスチームが問題に対処するための変更を実施しました。問題が解決されたことを確認するために監視しています」と述べています。
一時的な回避策とトラブルシューティング
依然としてクラシックOutlookを開けないユーザー向けに、Microsoftは一時的な回避策としてOutlook Web Access (OWA) または新しいOutlook for Windowsへの切り替えを推奨しています。
また、「Microsoft Outlookを起動できません。Outlookウィンドウを開けません」というエラーに対するトラブルシューティング手順も提供されています。
- Outlookをセーフモードで起動し、アドインを無効にする
- 新しいOutlookプロファイルを作成する
- Outlookデータファイルを修復する
- /resetnavpaneコマンドを実行する
その他のOutlook関連の修正
今年に入って、MicrosoftはクラシックOutlookの他のバグにも対処してきました。これには、Windows 24H2アップデート後に発生したメールとカレンダーのドラッグ&ドロップ機能の破損や、メッセージ入力時のCPUスパイクなどが含まれます。
さらに以前には、新規メッセージ作成時やメール開封時のクラッシュを引き起こすバグが修正され、暗号化されたメールを開く際のエラーに対する一時的な回避策も共有されていました。