リメイク版「Halo: Campaign Evolved」発表

Halo Studiosは、2001年に初代Xboxと共に発売されたオリジナル版「Combat Evolved」の完全リメイク版「Halo: Campaign Evolved」を発表しました。この待望のタイトルは、2026年にXbox Series X / S、PC、そしてシリーズ初となるPlayStation 5でデビューします。25周年を記念して制作された本作は、単なるリマスターに留まらない、大幅な進化を遂げています。

進化したグラフィックとゲームプレイ

本作は、Unreal Engine 5を駆使して完全に再構築されたキャンペーンを特徴としています。これにより、4Kビジュアル、新しい武器や乗り物、そして4人オンライン協力プレイモードが実現しました。開発チームは、オリジナルのシネマティクスを単に上塗りするのではなく、その構成やシーケンスを根本から見直し、大幅に改善されたビジュアルとアニメーションを提供しています。さらに、Combat Evolvedの主要な声優陣が再集結し、セリフを再録音。これにより、より高い忠実度と没入感が実現されています。

新たな要素と協力プレイ

「Campaign Evolved」には、3つの新しいボーナスミッションが追加され、マスターチーフとジョンソン軍曹の間のキャラクターインタラクションに新たな機会を提供します。ゲームプレイ面では、スプリント機能の追加や、Warthogに新しい座席が設けられるなど、現代のHaloゲームにふさわしい動き、エイム、武器の感覚が実現されています。また、武器はすべて再モデル化され、高忠実度で再構築されており、プラズマエフェクトは屋内環境を完全に照らすほどです。さらに、シリーズ全体から9つの追加武器が登場し、敵の乗り物（Wraithなど）をハイジャックすることも可能になります。

• 4KビジュアルとUnreal Engine 5によるグラフィックの全面刷新
• 新しい武器、乗り物、そして3つのボーナスミッション
• スプリント機能やWarthogの新しい座席など、現代的なゲームプレイ要素の追加
• クロスプラットフォームでの4人オンライン協力プレイと共有プログレッション
• 多数の「スカル」オプションによる難易度調整

セキュリティとプラットフォーム間の連携

本作の大きな特徴の一つは、Xbox Series X / S、PC、そしてPlayStation 5間でのクロスプレイと共有プログレッションのサポートです。これにより、プレイヤーはプラットフォームを問わず、友人との協力プレイや自身の進行状況の引き継ぎが可能となります。このような広範なプラットフォーム連携は、ユーザー体験を向上させる一方で、アカウントのセキュリティやデータ同期の堅牢性といった側面で、開発側には高度なセキュリティ対策が求められます。Unreal Engine 5のような最新のゲームエンジンを採用することは、継続的なセキュリティアップデートやベストプラクティスの恩恵を受けられる点で、ゲーム全体のセキュリティ基盤を強化する一助となります。

マルチプレイヤーの欠如と将来への展望

「Campaign Evolved」は、オリジナルの「Halo: Combat Evolved」のキャンペーン要素に特化しており、マルチプレイヤーモードは含まれていません。これは、オリジナルのゲームがXbox Live登場以前に発売された経緯を尊重したものです。Halo Studiosは、本作が将来のHaloタイトルにとっての青写真となると述べており、コアとなるHaloのゲームプレイを維持しつつ、技術の限界を押し広げていく方針を示しています。

元記事: https://www.theverge.com/news/805174/halo-campaign-evolved-remake-xbox-ps5-release-date