iPhone 18、RAM大幅増の噂
Appleの次期スマートフォン「iPhone 18」が、前モデルと比較して50%増のRAMを搭載する可能性があると、韓国のThe Bellが報じています。最新のiPhoneラインナップであるiPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxは既に12GBのRAMを搭載しており、これは前モデルから4GBの大幅な増加です。このメモリ増強は、主にオンデバイスAI処理の要求によって推進されているとされています。
現行のiPhone 17は8GBのRAMを維持していますが、iPhone 18では全モデルでメモリ容量の均一化が図られる見込みです。これにより、より高度なAI機能がすべてのデバイスで利用可能になることが期待されます。
オンデバイスAIが牽引するメモリ需要
Appleは、iPhoneの主要なRAMサプライヤーであるSamsungに対し、次期iPhoneラインナップ向けにLPDDR5Xチップの供給を増やすよう要請したと伝えられています。Samsungの高性能LPDDR5Xチップは2024年に発売され、12GBと16GBの構成でのみ提供されているため、8GBの標準iPhoneが継続される可能性は低いと見られています。Appleはまた、SK HynixおよびMicronとも追加のモバイルDRAM供給について協議しているとのことです。
これらの動きは、Appleがデバイス上でのAI処理能力を大幅に向上させることに戦略的に注力していることを明確に示唆しています。
デバイスセキュリティとプライバシーへの影響
オンデバイスAIの強化は、セキュリティとプライバシーの観点から重要な意味を持ちます。ユーザーデータがクラウドではなくデバイス内で処理されることで、データ漏洩のリスクが低減され、プライバシー保護が強化される可能性があります。これは、機密性の高い個人情報を扱うAI機能にとって特に重要です。
しかし、同時に、より複雑なAIモデルがデバイス上で実行されることで、AIモデル自体のセキュリティ、ローカルでのデータ処理における潜在的な脆弱性、そして処理されるデータ量の増加に対する堅牢なセキュリティ対策の必要性も浮上します。新たな攻撃ベクトルが生じる可能性も考慮し、Appleはハードウェアとソフトウェアの両面で包括的なセキュリティを確保する必要があるでしょう。
今後のiPhoneラインナップ
iPhone Air 2、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、そして折りたたみ式iPhoneは、2026年秋に発売されると予想されています。その後、iPhone 18とiPhone 18eが2027年前半に登場する見込みです。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/25/iphone-18-to-feature-more-ram/
