WhatsApp、待望のApple Watchアプリをテスト中
Metaが所有する人気メッセージングアプリWhatsAppが、Apple Watch向けアプリのテストを開始したことが明らかになりました。これは、世界中で広く利用されているWhatsAppユーザーにとって待望の機能追加であり、モバイルメッセージングの利便性を大きく向上させるものと期待されています。
MacRumorsの報道によると、WhatsAppはTestFlightユーザー向けに新しいApple Watchアプリを提供しており、これによりユーザーは手首から直接WhatsAppメッセージを操作できるようになります。
Apple Watchアプリの主要機能
現在テスト中のApple Watchアプリは、以下の主要な機能をサポートしています。
- メッセージの閲覧:Apple Watchで受信したメッセージを直接確認できます。
- 返信機能:メッセージへの返信をApple Watchから直接行えます。
- メッセージリアクション:絵文字などでのリアクション送信が可能です。
- 音声メッセージの共有:音声メッセージを録音し、送信できます。
これらの機能により、ユーザーはiPhoneを常に携帯していなくても、Apple Watchだけでコミュニケーションを完結できる場面が増えるでしょう。ただし、アプリの利用には、WhatsAppがインストールされた接続済みのiPhoneが必要です。
セキュリティとプライバシーに関する議論
WhatsAppのApple Watch対応は、特にiMessageが主流ではない地域において、セルラー版Apple Watchの魅力を大きく高める可能性があります。しかし、Metaが運営するサービスであるため、ユーザーからはプライバシーに関する懸念の声も上がっています。
記事のコメント欄では、「Metaとその慣行は嫌いだが、このアプリはEUでは必須だ」といった意見や、RCS(Rich Communication Services)との比較、データ利用に関する疑問が提起されています。利便性の向上と引き換えに、ユーザーデータの取り扱いに関するプライバシー保護のバランスが、引き続き重要な課題となるでしょう。
今後の展望
現時点では、このApple Watchアプリはベータテスター向けに提供されており、一般公開の時期は未定です。しかし、WhatsAppがこれまでApple Watchアプリを提供してこなかったことを考えると、今回のテスト開始はユーザーにとって大きなニュースです。今後の正式リリースと、それに伴うセキュリティおよびプライバシー機能の強化に注目が集まります。
元記事: https://www.macrumors.com/2025/10/30/whatsapp-testing-apple-watch-app/
