ブルーオリジン、新型ロケット「ニューグレン」2度目の打ち上げを計画

ブルーオリジン、新型ロケット「ニューグレン」2度目の打ち上げへ

Jeff Bezos氏が率いる宇宙企業ブルーオリジンは、超重量級ロケット「ニューグレン」の2度目の打ち上げを11月9日にも実施すると発表しました。打ち上げはフロリダ州ケープカナベラルにある第36発射施設から行われる予定です。

初飛行の成果と課題

ニューグレンの初飛行は今年1月に行われ、概ね成功を収めました。ロケットの第2段は無事に軌道に到達しましたが、第1段は地球への帰還中に爆発し、洋上のドローン船への着陸は試みられませんでした。当初「春の終わり」とされていた2度目の打ち上げは、その後何度か延期されていました。

顧客貨物を搭載、慎重な準備

ブルーオリジンは、今回の打ち上げに際して特に慎重な姿勢で臨んでいます。その理由は、今回が有料顧客の貨物を搭載する初めてのミッションとなるためです。主要な貨物としては、火星へ向かうNASAの双子探査機「ESCAPADE」が挙げられます。また、Viasatの技術実証機も搭載される予定です。これらの重要な宇宙資産を安全に軌道へ投入することは、将来の宇宙ミッションの信頼性を確立し、宇宙空間における国家的な安全保障に間接的に寄与する重要な一歩となります。


元記事: https://techcrunch.com/2025/11/05/blue-origin-plans-second-launch-of-new-glenn-mega-rocket-on-november-9/