Microsoft 365のライセンスチェックにバグ、デスクトップアプリのダウンロードを阻害

Microsoft 365デスクトップアプリダウンロード障害が発生

Microsoft 365ユーザーの間で、デスクトップアプリケーションをMicrosoft 365ホームページからダウンロードできないという重大な問題が発生しています。このバグは、ライセンスチェックプロセスに影響を与えていることが原因とされています。

障害の詳細と影響

BleepingComputerが報じた水曜日のインシデントレポート(OP1192004)によると、この問題は11月2日からユーザーに影響を与えており、Officeクライアントに支障をきたしています。Microsoftは、このバグがデスクトップアプリをダウンロードしようとするすべてのユーザーに影響を与える可能性があると述べていますが、具体的な影響範囲については詳細を明らかにしていません。しかし、同社がこの問題を「インシデント」として認識していることから、ユーザーに顕著な影響を及ぼす重大なサービス問題であることが示唆されます。

マイクロソフトの対応と原因

Microsoftは現在この問題を調査中であり、修正プログラムの開発とテストを進めています。本日中に進捗状況に関する更新を提供する予定です。同社は、最近のサービスアップデートに含まれるコードの問題がライセンスチェックプロセスに影響を与え、ユーザーがデスクトップアプリをダウンロードできない状況を引き起こしていると説明しています。修正プログラムの有効性を確認するため、内部環境での検証とテストが続けられています。

過去およびその他の関連問題

この問題に加え、Microsoftは現在、新しいOutlookクライアントでExcelのメール添付ファイルを開けないという別の既知の問題にも対処しています。これはExcelのファイル名に起因するエンコーディングエラーが原因です。過去には、1年前のライセンス変更に起因する「製品が無効化されました」というエラーや、先月発生した認証コンポーネントの誤設定によるWindowsデバイスでのMicrosoft 365デスクトップアプリのインストール不可といった問題も発生しています。


元記事: https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-bug-in-microsoft-365-license-checks-blocks-desktop-app-downloads/