Metaがアカウントサポート体制を刷新
Metaは、FacebookおよびInstagramのユーザー向けに、アカウントが乗っ取られたりアクセスを失ったりした場合のサポートを強化する新しい集中型サポートハブの立ち上げを発表しました。同社はこれまでカスタマーサービスが「常に期待に応えられていなかった」ことを認めており、今回の更新はその改善を目指すものです。
新サポートハブの機能と展開
この新しいハブは、両プラットフォームのユーザーがアカウントの問題を報告したり、アクセスを失ったアカウントを復旧したりするために必要なすべてのサポート機能を一元化します。このアップデートは、iOSおよびAndroidユーザー向けにグローバルに展開されており、より多くのユーザーが迅速にサポートを受けられるようになります。
AIアシスタントの導入とアカウント復旧の強化
さらにMetaは、「瞬時でパーソナライズされたヘルプ」を提供するAIアシスタントの開発にも取り組んでいると述べています。このAIアシスタントは、アカウントの復旧や設定の更新といったタスクを支援することを目的としており、当初はFacebookユーザーのみが利用可能ですが、将来的には他のMetaアプリへの導入も検討されています。
アカウント復旧プロセス自体も改善されており、MetaはAIを活用して、適切な復旧オプションを見つけやすくし、ユーザーが過去にアプリを使用したデバイスや場所をより効果的に検出できるようになると説明しています。
課題と今後の展望
このサポートハブはFacebookまたはInstagramアプリを通じてアクセスされるため、既にアプリからロックアウトされているユーザーにとって、どの程度役立つかは不明な点も残ります。しかし、Metaが長年の課題であったアカウントサポートの質向上に本腰を入れたことは、ユーザーにとってセキュリティと利便性の向上に繋がる重要な一歩と言えるでしょう。
元記事: https://www.theverge.com/news/838814/facebook-instagram-hijacked-accounts-hub
