「Kinect for kids」こと「Nex Playground」がXboxを凌駕!ホリデーシーズンの注目コンソールに

ホリデーシーズンを席巻するNex Playground

今年のホリデーシーズンにおいて、子供向けのモーション・トラッキングゲーム機「Nex Playground」が、驚くべきことにXboxの販売台数を上回り、注目のコンソールとなっています。

調査会社Circanaによると、Nex Playgroundは11月22日までの週には米国で2番目に売れたコンソールとなり、11月28日までの週には3位にランクインしました。これはわずか数ヶ月前にはCircanaのアナリストによって言及されることすらなかった製品であり、その急速な台頭は市場を驚かせています。

この販売好調の大きな要因の一つは、ブラックフライデーにおける大幅な割引です。通常249ドルの製品が199ドルで提供されたことが、特に消費者の購買意欲を刺激しました。対照的に、MicrosoftはホリデーシーズンにXboxの割引を行わず、Xboxの販売は低迷が続いています。

Nex Playground躍進の背景

Nex Playgroundが成功を収めている背景には、現代の親が抱える切実なニーズがあります。多くの親が、子供たちを活動的にさせたい一方で、スクリーンタイムを巡る争いに疲弊しています。

Nex Playgroundは、子供たちが体を動かしながら遊べるゲーム体験を提供することで、この問題に対する魅力的な解決策を提示しています。これは、健康的なライフスタイルを促進しつつ、エンターテイメントも提供するというユニークな価値提案が、ターゲット層に響いた結果と言えるでしょう。

驚異的な成長とビジネスの転換

Nexは、かつてバスケットボールのトレーニング用iPhoneアプリを開発していた企業で、およそ10年前に創業し、一時は破産の危機に瀕していました。しかし、その後のピボット(事業転換)が劇的な成功をもたらしました。

同社は、2年前には約5,000台、昨年は約15万台のPlaygroundを販売しましたが、今年は年間60万台の販売を見込んでおり、昨年の4倍に達する見込みです。売上高も劇的に増加し、かつての年間約300万ドルから、今年は1億5000万ドル以上を予測しており、ついに損益分岐点に達する見込みです。

この予想外の成功により、一時は店舗での在庫確保が困難になり、eBayでは価格が高騰する事態も発生しました。

勢い持続への課題と市場の展望

Nex Playgroundの目覚ましい成長は注目に値しますが、ホリデーシーズン後もこの勢いを維持できるかが今後の大きな課題となります。また、年間60万台という販売台数は小規模なスタートアップ企業にとっては驚異的であるものの、市場全体で見れば、すでに1000万台以上を販売しているSwitch 2と比較すると、まだその規模には及びません。

今後、Nex Playgroundがニッチな市場を確立し、さらに成長を続けることができるのか、その動向が注目されます。


元記事: https://www.theverge.com/news/844380/nex-playground-outselling-the-xbox