報道の概要:Arcade1Upの資産がBasic Funへ
先日、閉鎖の噂が駆け巡ったホームアーケードマシンメーカー「Arcade1Up」が、玩具ブランド「Basic Fun」に**「一部資産」を売却**したことが明らかになりました。この動きにより、Arcade1Upブランドの突然の終焉は回避される見込みですが、今後の具体的な事業展開についてはまだ不明瞭な点が多く残されています。
閉鎖の噂が業界を揺るがす
先週、Arcade1Upの閉鎖を示唆するメールのスクリーンショットがインターネット上で拡散され、大きな波紋を呼びました。このメールには、従業員の「大半にとって、今週金曜日が最終出社日となる」こと、そして「ブランドの将来やアーケードシステム、Infinity Tablesの計画については、私からは話せない」といった内容が記されており、同社の事業活動停止が差し迫っているという見方が強まっていました。
Arcade1UpとBasic Funによる共同声明
こうした憶測が広がる中、火曜日にはArcade1UpとBasic Funから共同声明が発表されました。声明では、Basic FunがArcade1Upの**「厳選された資産(select assets)」を取得**し、ホームアーケード分野および現在市場に出回っている既存のArcade1Up製品を**「最大限支援する意向」**であることが明記されています。Basic Funは、今回の資産買収がホームアーケード分野でのプレゼンス拡大への継続的なコミットメントであり、自社の既存アーケード製品と共にArcade1Upのタイトルと製品をサポートしていくとしています。今後の詳細については**「新年に改めて発表する」**と締めくくられています。
今後の展望と残された疑問
今回の買収によってArcade1Upブランドが完全に消滅することは避けられましたが、Basic Funが取得した「一部資産」が具体的に何を指すのか、また既存製品のサポートや今後の新製品ラインナップがどのように維持・展開されていくのかについては、依然として不明確な点が多く残されています。両社は声明以上の追加のコメントを現時点では出しておらず、今後の動向が注目されます。
元記事: https://www.theverge.com/news/846034/arcade1up-basic-fun-dead-home-arcade
