Netflix、アバター企業Ready Player Meを買収
ストリーミング大手のNetflixは、アバター企業Ready Player Meを買収したことを発表しました。この買収は、Netflixが近年注力しているゲーム戦略、特にTVパーティーゲームの分野を強化する動きの一環と見られています。
Ready Player MeのCEOであるTimmu Tõke氏によると、同社の「クロスゲームアバター技術」が、プレイヤーがゲーム間で「自身のアイデンティティとファンダムを引き継ぐ」ことを可能にするとのことです。
買収の背景と目的
Netflixは、ゲーム分野への進出を積極的に進めており、インタラクティブな体験を「慎重に」拡大していると伝えられています。今回の買収は、同社のゲームポートフォリオにアバター機能を統合し、ユーザーエンゲージメントを深めることを目的としています。
TechCrunchの報道によれば、Netflixはアバター機能の導入時期や、どのゲームに最初に導入されるかについては、現時点では「予測していない」とのことです。買収の条件は明らかにされていませんが、Ready Player Meのチーム約20名がNetflixに加わることになります。
Ready Player Meのサービス終了とチームの合流
Ready Player Meは、これまで「数千」もの開発者に利用され、クロスプラットフォームアバターを支えるサービスを提供してきました。しかし、同社のウェブサイトによると、このサービスは2026年1月31日に提供を終了する予定です。
Ready Player MeのTõke CEOは、「アバターとアイデンティティが多くのゲームや仮想世界を横断できるようにするというのが、我々のビジョンでした。このビジョンを実現するため、私たちは長い間独立した道を歩んできました。今、Ready Player MeチームがNetflixに加わり、私たちの技術と専門知識を世界中のオーディエンスに届け、Netflixのゲームに対するエキサイティングなビジョンに貢献できることを大変楽しみにしています」とコメントしています。
今後の展望
今回の買収は、Netflixが提供するゲーム体験のパーソナライズを加速させ、ユーザーがより深くコンテンツと関わるための新たな道を開く可能性を秘めています。アバター機能がNetflixのゲームにどのように統合され、どのような新しい体験が生まれるのか、今後の動向が注目されます。
元記事: https://www.theverge.com/news/848252/netflix-avatar-company-ready-player-me-acquisition
