エリック・アダムス前NY市長、仮想通貨「NYCトークン」暴落で250万ドルの「ラグプル」疑惑に

仮想通貨「NYCトークン」の急落と疑惑の浮上

元ニューヨーク市長のエリック・アダムス氏が新たに立ち上げた仮想通貨「NYCトークン」が、ローンチからわずか数時間で価値が急落し、物議を醸しています。この急落を受け、アダムス氏に対して250万ドル規模の「ラグプル」疑惑が浮上しています。

CoinDeskの報道によると、NYCトークンはピーク時には時価総額約5億8000万ドルに達しましたが、本稿執筆時点では約1億3000万ドルにまで暴落しました。ブロックチェーン分析プラットフォームのBubblemapsは、このコインを取り巻く「不審な活動」を指摘しています。

「ラグプル」疑惑の詳細

Bubblemapsのデータによると、NYCトークンの発行者に関連するウォレットが、トークンの価値がピークに達した際に約250万ドルもの流動性を引き出していました。その後、トークンの価値が60%下落した後に約150万ドルが戻されたものの、CoinDeskは約90万ドルが返還されていないと報じています。

X(旧Twitter)のユーザーからは、アダムス氏に対し「クリプト・ラグプル」を行ったとの非難が相次いでいます。クリプト・ラグプルとは、新しい仮想通貨プロジェクトを宣伝した後、突然プロジェクトを閉鎖し、集めた資金を持ち逃げする詐欺の一種です。2024年12月にも、「ホーク・トゥア・ガール」として知られるヘイリー・ウェルチ氏が、自身の立ち上げた仮想通貨の価値急落により同様の疑惑に直面していました。

アダムス前市長の主張とトークンの運営体制

長年仮想通貨の支持者であるアダムス氏は、月曜日に行われたイベントで、NYCトークンの資金の一部を反ユダヤ主義や「反米主義」と闘う非営利団体に寄付し、また「子どもたちにブロックチェーン技術の受け入れ方を教える」ために使うと主張しました(The New York Times報道)。

NYCトークンのウェブサイトによると、総発行枚数は10億枚で、運営チームが利益の10%を受け取るとされています。しかし、アダムス氏はこの運営チームのメンバーが誰であるかについては明らかにしていません。この透明性の欠如も、疑惑を深める一因となっています。


元記事: https://www.theverge.com/news/861269/former-nyc-mayor-eric-adams-accused-of-2-5-million-crypto-rug-pull-as-his-nyc-token-crashes