メタバース戦略の再編と人員削減
Metaは、同社のメタバース部門であるReality Labsで約10%の人員削減を実施しており、その一環として複数のVRゲームスタジオの閉鎖を進めていることが明らかになりました。この動きは、メタバースへの大規模な投資戦略を見直す同社の姿勢を明確に示すものです。
閉鎖される主要VRゲームスタジオ
ブルームバーグが報じた内部メモによると、以下の3つの主要なVRゲームスタジオが閉鎖の対象となります:
- Twisted Pixel Games:『Marvel’s Deadpool VR』などの開発で知られています。
- Sanzaru Games:『Asgard’s Wrath』シリーズを手がけていました。
- Armature Studio:『バイオハザード4 VR』移植版の開発に貢献しました。
また、VRフィットネスアプリ「Supernatural」の開発チームは、今後新たなコンテンツや機能の開発を行わないものの、既存の製品サポートは継続されると報じられています。メタの広報担当者であるTracy Clayton氏は、ブルームバーグの報道が正確であることをThe Vergeに確認しました。
開発者からの反応
閉鎖の発表を受け、影響を受けたスタジオの元従業員たちがオンラインで状況を共有しています。元Twisted PixelのレベルデザイナーであるAndy Gentile氏は、「解雇されました。Twisted Pixel Gamesのスタジオ全体が、SanzaruやArmatureと共に閉鎖されたようです」と述べています。また、元Sanzaruのリード環境アーティストであるTyler Fluharty氏も「Sanzaru Studiosの予期せぬ閉鎖により、現在仕事を探しています」と投稿し、今回の閉鎖が突然であったことを示唆しています。
買収と戦略の転換
メタは過去数年間で、これらのスタジオを積極的に買収してきました。Sanzaruは2020年に、Twisted PixelとArmatureは2022年に、Supernatural開発元のWithinは2023年に買収されています。しかし、今回の閉鎖は、同社が投資の焦点をメタバースからウェアラブルデバイスへとシフトしていることを浮き彫りにしています。
Tracy Clayton氏は、今回の広範なReality Labsの人員削減について、「先月、メタバースからウェアラブルへの投資の一部をシフトすると述べました。これはその取り組みの一環であり、今年のウェアラブルの成長をサポートするために、この削減による資金を再投資する計画です」とコメントしています。これは、メタが将来の成長戦略において、具体的なハードウェア製品、特にウェアラブルデバイスに重点を置く方針であることを示唆しています。
